昔から「シンデレラ」が嫌いでした。
だってあの話って「どんなに努力しても、足が小さくなきゃ幸せになれない」って話でしょ?
足がデカい私は、靴屋で足が靴に収まらない…シンデレラの姉さながらの屈辱的な経験が多々あるから、「お前は幸せになれない」と言われているようで、本当に悲しくなりました。
でもそんな私にも転機が。アシタスタイルで足作りを始めて1年で靴のサイズが24.5から24にサイズダウン。足のアーチができてきて、開張足でだらしなかった足が徐々に締まってきたのです。
「何をしたのか?」と言えば、アシタスタイルで足を細かく計測してもらいフットプリントをとり、足と靴と体の使い方を学び、普段はオーダーメイドの3Dインソールを入れたスニーカーを丁寧に履いて歩くこと。
そして「きちんとした二足歩行ができないなら、パンプスはきついと思うよ。パンプスの中で足が滑って指が痛くなるからね。」と言われたこともあり、パンプスはできるだけ避けて2年半ほど経ちました。
昨日、井手口さんに「スニーカーで足作りをするのは楽しいけれど、たまに無性にパンプスが履きたくなります。履きやすいパンプスを作ってください。」と言うと「履きやすいパンプスはね、もう売っているのよ。しかも7.5〜8センチのヒールの方が履きやすいわよ。今のまりちゃんならもう履けると思うよ。」と言われて舞い上がってしまいました。
昔に読んだ井手口さんの記事を思い出して「私も自分で選べるかしら」とドキドキしたのです。
お店に行ってみたら美しいパンプスがキラキラと並んでいてうっとり。美しいピンヒールが難なく履けてビックリ。初めて行くお店でしたが、今までのパンプスは何だったのだろうってくらい気持ち良いし、とっても背筋が伸びました。
でも私はその時長男を抱っこしていたので「欲しいけど、怖いな。これでヒールが道路の溝とかに引っかかったら、子どもと一緒に倒れちゃう。危ないかも…」と怖気付いたのです。
私の一瞬の表情の曇りを見逃さなかった店員さんは、シンデレラに出てくる使者のように「この靴が履けないならダメ」とは言いませんでした。
「お客様。差し出がましいようですが、まだまだ抱っこが必要なお子様を抱えてこの靴は、少々不安がございます。実は、前から見たら同じデザインで、ヒールを太くしたタイプの靴もございます。ヒールが細いタイプは定番ですから、お子様が大きくなったら、ぜひお買い求めください。お子様が大きくなるまで、この靴で一緒にオシャレを楽しんでくださいね。」と言われて、とっても幸せな気持ちになりました。
綺麗な靴は気持ちが高揚しますね。女に生まれた幸せを実感するのってこんな瞬間かもしれません。さて、どこに履いていこうかな…♡
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