暴行を受けて歩行状態が改善?

山口敬之さんファン日記
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ヤマカツで支援している裁判は「カルテを軽視した判決だ」と書いたら多くの反響を頂いたので、続編を書きます。

この裁判では3つの科のカルテや診断書が登場します。IS氏は、避妊具無しの性行為をされたため産婦人科、性行為の際に暴力を振るわれて膝を負傷したので整形外科、レイプ(IS氏は同意の証明できない性行為はすべてレイプと主張している)のために精神的ショックを受けたため精神科、の病院を受診し、それぞれのカルテや診断書を裁判所に提出しています。(閲覧制限があるため生データは確認不可)。そのため、IS氏自身が著書Black Box(以後BBと記載)に記しているものや、閲覧制限がかかる前に読んでメモした方がupした情報などをもとに考えていきます。

① 産婦人科

これは前にブログでも取り上げたように性行為を行われた時間の主張が変遷するとともに、IS氏自身が事件直後は「レイプだとは思っていなかったのではないか」と推測できることがあります。男性や産婦人科の受診経験のない女性にはピンとこないかもしれませんが、産婦人科の診察は大きく2種類あります。診察室で医師と患者が話す問診などの「診察」と、患者が脱衣して性器を診察する「内診」です。IS氏は最初に受診した産婦人科医でアフターピルの処方のみを依頼し、内診はされていません。実際に内診されたのは事件から2週間以上経過してから。これは初診の医師が怠惰だったのではなくて、レイプされたと説明しなかったのではないかな?と想像します。もしレイプされた患者さんが受診したら、性器が傷つけられていないかの確認や、警察に提出するために膣内の体液などの採取が必要になるため、内診は必須です。しかしその事実を本人が教えてくれなければ「通常の性行為で避妊に失敗した」と判断し、内診は必要ありません。また、IS氏は消退出血や妊娠検査で妊娠の可能性が否定された後も「妊娠しているかも」という脅迫メールを山口氏に何通も送っています。

<参考資料>

http://www.itoshiori-kosatsu.com/ja/2015-3/
メール(全公開) | JUSTICE FOR NY
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② 精神科

PTSDについての違和感についてはブログに記載しました。

③ 整形外科

整形外科医には「3月31日に変な姿勢で座っていて(痛めた)」と説明しています。画像検査は施行されていません。診断書の診断名は「右膝内障、右膝挫傷」。海外のインタビューで「膝脱臼」と説明していたとの情報もありますが、そのような診断名は見当たりません。そもそも申告した日時は事件前(事件は4月3-4日)だし、診断時に画像検査も無いので「それは事件と無関係では?」という印象を受けます。ちなみに画像検査は整形外科診察において必須ではありませんが、IS氏はBBで強い痛みがあったと記載していますから、最初から整形外科でそう主張していれば画像検査は行われたのではないかと思います。これも、主張が変遷した可能性があります。

仮にBBに書かれた暴行が本当に行われたとすると、診断名はさておき「事件前にはスタスタ歩けていた人が事件後に痛みで歩けなくなる(歩きにくくなる)」はずですが、これに矛盾する防犯カメラの映像が出回っています。事件前は山口氏と並んで歩いている映像(静止画)、事件後はスタスタ自分で歩いている動画。山口氏と一緒に映っている動画は確認できないので想定でしかありませんが、仮にこの静止画の映像が酔っ払って千鳥足であったとすると、事件後に歩行状態が改善したことになります。暴行を受けて歩行状態が改善???そんなことってあるのでしょうか。整形外科に造詣の深い先生方のご意見をお待ちしております。ちなみに私は、暴行自体が無かったのではないかと考えています。歩行状態の改善は、単に酔いが覚めただけではないかと考えています。

<事件前> 防犯カメラの静止画

引きずられているようには見えない

<事件後>

【フル映像】 伊藤詩織さん ホテルの防犯カメラ映像 (ツイッターから転載、記者会見、ビデオ、動画)

<参考資料>

コメント

  1. 田中けんた より:

    やはりお医者様の専門知識に基づいた話は説得力あります。
    今後もいろいろ情報提供期待しています。

    前から個人的に思ってる事なんですが、
    伊藤さんの身体状況で、あれだけスタスタ歩いていたなら
    それ以前の○時~○時まで起きているのに酒で記憶か無い、
    というのはあり得ない。
    と医学的に証明出来ないものなんですかね?
    これが出来れば全て解決と思いますが。

    • marystel marystel より:

      田中様
      コメントありがとうございます。
      飲酒における影響の評価は個人差が大きくなるため、その時点での伊藤さんの血中アルコール濃度を測定できていないので、医学的に証明というのは難しいと思います。
      伊藤さんが実際に記憶が無かった可能性は十分にあります。山口氏が説明していた「ブラックアウト」という現象で、飲酒量が多い際に一時的に記憶が曖昧になるのは、経験がある方も多いのではないかと思います。
      そのため「記憶が無い」という前提はあり得るとは思うのですが、それならばその時間帯の伊藤さんの証言と、それを元にした裁判資料は全て信用性が低いという判断になると思います。がしかし、記憶が無いはずの時間帯の事柄まで、伊藤さんの証言を採用するという一審の判断は、到底納得できるものではありません。

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