誹謗中傷会見

山口敬之さんファン日記

知人から「まりも訴えられるんじゃない?大丈夫?」と聞かれて心配になったニュース。

ジャーナリスト伊藤詩織さん、Twitterで中傷受けたと漫画家らを提訴
ジャーナリストの伊藤詩織さんが、自ら性被害を公表したことをTwitterで中傷されたとして、漫画家のはすみとしこさんと男性2人に対し、投稿の削除や損害賠償を求める訴訟を起こした。

「他の悪質な投稿についても投稿者を特定でき次第、提訴を検討する」という一文が気になるところ。私は以前、はすみとしこさんのイラストを取り上げたことがあります。はすみさんには裁判前に脅迫状のようなものが届いたニュースと併せて書きました。

この脅迫状に応じなかったため、訴訟に踏み切ったとのこと。そして訴訟することについて、わざわざIS氏は記者会見を開きました。私も訴えられるのかと心配だったので全部見ましたよ。

ジャーナリストの伊藤詩織さん会見 ネット上の誹謗中傷で提訴(2020年6月8日)

1時間20分もあったのですが、ざっと要約するとこんな感じ。()は私の心の声。

  • IS氏がTwitterで誹謗中傷を受けた。そのTwitterを発信した人、リツイートした人を訴える。はすみさんに550万円、他の2人は110万円ずつ。(←1ツイートにつき110万円も!?これについては「キリが良い数字だから」と説明していたけれど、ぼったくり感満載)
  • 2015年に事件、2017年に公表して以降、誹謗中傷があった。中には命の危険を感じる物や家族に向けられた物もあった。しかし、昨年12月に判決が出た裁判に集中したくてエネルギーをとられて誹謗中傷の裁判に向かうエネルギーが無かった。…(←まだ控訴審を控えていますけど、大丈夫?)
  • 誹謗中傷訴訟にあたってハードルがいくつもあった。
  • ① 資金面 弁護士や情報開示請求にはお金がかかる。オープンザブラックボックスが支援してくれた。(←裁判費用も弁護士代金もリサーチ費用も?どんな団体やねん。少なくとも一般人には真似できない。)
  • ② 心理面でのハードルもあった。誹謗中傷の言葉に向き合いたくなくて…(←訴えられる人への影響は全く配慮しなかったようです…。あくまで自分中心。)
  • 木村花さんの事件がショックでスピード感を持って動かなければいけないと思った。情報開示請求のハードルを下げるべき。(←実際にはTwitter社には情報開示請求をしていない。はすみさん以外には事前に削除要求の連絡もしなかった。いくらスピード感を出したかったからと言って、雑すぎないか?!木村さんに便乗した感があり、不愉快だった。はすみとしこさんに脅迫状を送ったのは木村さんが亡くなる前だった。)
  • リサーチチームは70万件のIS氏に関するネット上の検索結果を調べ、そのうち把握しているものは21万件。訴訟する対象は情報開示請求をせずとも簡単に身分を確定できた人から選んだ。(←例えば殺害予告とか、極めて悪質と判断される誹謗中傷だったならともかく、ツイート内容は一切公開されなかった。)

弁護士の言い分もすごい。この訴訟のために新たに弁護団に加わった山口元一氏が説明。

  • はすみとしこさんのイラストはIS氏の風刺画であることは明らかだと自分は考えた。(←描いた本人がフィクションだと言っているのにどうやって判断したの?枕営業だと自覚しているの?)
  • はすみさん以外に訴えた二人は、東京在住の医師とクリエイターに関しては、これ以上の情報は開示しない方針とした。…2人とも男性です。(←言っちゃっているやん。というか、はすみさんへの配慮は?この記者会見後にはすみさんへの誹謗中傷が殺到しているそうですが…)
  • 控訴審で事実認定がどう出ようと、これは別問題だから提起した。(←いや、大問題だろ!控訴審の判決出るまでお待ちなさいよ)
IS氏以外が誹謗中傷されてもお構いなし

荻上チキさんのリサーチチームからの説明はもはや恐怖でしかない。

  • ツイート以外にも21万件のIS氏に関する発信を把握し、今後はTwitterにとどまらずに訴訟を展開する。例えばFacebook、ブログ、2チャンネル、5チャンネル、トレンドブログ、Yahoo!知恵袋、まとめサイト、ニュースサイト、NAVERまとめ、Togetter、はてなブックマーク、Ameba、Yahoo!コメント、YouTubeなど。幅広くリサーチしていく。
  • 問題投稿をいいね!、リツイートしている人をリスト化し、その個人が特定できた人の一部を訴訟対象とした。(←いいね!もリツイートも対象とか、広すぎないか?)

要は「IS氏について一切言及するな」と言うことのようです。誹謗中傷と批判の区別もはっきりは言及されませんでしたので、私が批判のつもりでつぶやいても、IS氏が「誹謗中傷だ!」と判断すれば訴訟対象になります。独裁君主の恐怖政治を思わせる、恐ろしい状況です。

IS氏は裁判資料で自分に不都合なものはほとんど閲覧制限をかけて、見せてくれません。そして今度は一般人の発信にまで制限をかけようとしている。こんな状況でフェアな裁判を行えるのでしょうか。

そもそも実名で性被害を告発すれば、誹謗中傷を受けるリスクを背負うことは始めからわかっていたことではないでしょうか。その覚悟を持って実名告発に挑んだ勇敢な女性…というのは、虚像だったのでしょうか。

そして、まだ訴訟を起こそうという段階で山口さんは無断で実名を公表され、山口さん自身も酷い誹謗中傷を受けています。そのことに対する配慮は一切ありません。随分自分勝手な人だなと思いました。

私の風刺画のブログは、この記者会見後からアクセス数が急激に伸びました。IS氏支持者に荒らされるのではないかとも心配していましたが、実はまだ批判的なコメントは一件も頂いていません。また会見ノーカット動画は複数の会社がYouTubeにupしていますが、高評価と低評価は拮抗しています。インターネットの書き込みやYahoo!ニュースのコメントを見る限りでは、世論ではIS氏が優勢なのだろうと思っていたので意外でした。山口氏を擁護するコメントを書くと通報されたり消されたりするリスクが高いから皆書かないだけで、山口氏の支持者は想像よりも多いのかもしれないな…と心強く感じました。

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