集団免疫説について質疑応答

新型コロナウイルス
感染者数は激増、死亡者数減少…

私のブログは万人向けでは無く「興味がある人にピンポイントで届けばいいな」と思って細々と書いているので、普段はアクセス数が100件あれば多い方なのですが、集団免疫説について発信したところあっという間に5300アクセスを越えて驚きました(そしてまだまだ増えている!)。

それだけ多くの方が現在の新型コロナウイルスにおける風潮に疑問を感じ、しっかりとした情報を得たいのだと受け止め、私へ寄せられた質問や意見にお答えする形で改めて発信してみようと思います。

まずFacebookで動画を紹介したところかなりの反響があったのがグッディの映像です。これは前回のブログで「炎上したらしい」と書くにとどめたのですが、映像を確認して私なりの感想を述べてみますと…「テレビって凄いな」と思いました。

上久保先生は動画配信や記者会見などで情報発信されていますが、「一般人に理解してもらうために創意工夫を凝らす」と言う点でテレビは秀でているなと感じました。特に私はメインキャスターの安藤優子さんがご自身で「鳩が豆鉄砲でうたれたような…」とおっしゃるほどに率直に衝撃を表現されたことに好感が持てましたし、時折上久保先生に「これはこういうことですか?」と挟む要約も的確だと思いました。高橋克実さんが「普通に暮らして良いのですか?」と目を丸くして聞かれたことも、カンニングの竹山隆範さんがインフルエンザやスウェーデンの例と絡めて具体的に質問されたことも、とてもわかりやすかったです。

ただ最後にコメントされた二木芳人さんには落胆しました。上久保先生が「日本人の95%は既に免疫を獲得している」と説明したことに触れて「残りの5%に感染させないようにしなければ」とか「こういう免疫の専門家と我々臨床医は違うので」みたいなことを言われたことに驚きました。これではまるで「臨床医は免疫のことなんて何も考えていません」と卑下しているようで不愉快でした。臨床医の代表として意見を述べるなら「残りの5%が感染して重症化した際に手厚く医療を集中させなければ…軽症者で病床を占領している現状は問題だ」くらい言って欲しかったです。

私は普段ワイドショーを見ないので二木先生を存じ上げなかったのですが、かなりコロナ関連でテレビ出演されている方なのですね。医師は学会発表や講演などの際に利益相反(COI)を開示するのが常識ですが、テレビ出演の際は不要なのでしょうか。色々と考えてしまいました。

生々しいデータ…

ぜひご自身で動画を確認してください。「グッディ、グッジョブ!」という感じです。

【衝撃新説】日本既に”集団免疫が達成”!? 第2波来ない? 自粛は不要? 京都大学大学院 上久保靖彦 特定教授 生直撃

さて、これから先は私に寄せられたご意見を紹介します。

Q1 集団免疫を積極的に推進したスウェーデンは失敗しているのではないか?本当に大丈夫なの?

A1 これはグッディの中でも紹介されたように、上久保先生が作成したリスクスコアではスウェーデンはK型が十分に流入していなかったためリスクが高い国でした。K型が十分に流入している日本とは前提が違います。

インフルエンザの感染状況からリスクが予測できるとのこと

そしてスウェーデンでは現在感染者が激減しているそうです!素晴らしい!

吉報!でも日本ではほとんど報じられていない…

Q2 集団免疫説って「みんなでかかれば怖くない」ってやつ?

A2 違います。また自然免疫説とも違います。自然免疫説は液性免疫ですが、上久保先生の主張は細胞性免疫です。

Q3 重症者や死亡者数にはタイムラグがあるのでこれから増えるのでは?

A3 これについては分析して記事を書いていた人がいたので引用します。検査対象が変化している(有症状者のみに絞っていたのが、途中から無症状者にも広く検査をするようになった)のに同列で語るからおかしなことになっています。情報操作だと思います。

2週間後に重症や死者が爆発するという人たちの予想はどうして外れているのか - More Access! More Fun
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死亡者数が若干増加したことには理由があります。6月18日に厚生労働省から「具体的な死因に関わらずコロナ陽性者の死亡者数を報告しろ」と通達があったのです。そのため、本当にコロナが死因なのか、元々患者さんが持っていた病気が死因なのか、よくわからないのです。だから「多く見積もって千人」と言ったところでしょうか。

6月後半に死亡者数が増えたのはこの影響か
厳密な死因は問わない。脳梗塞でも心筋梗塞でも「コロナ死」

重症者数に関して、日本とドイツと比較している方がいました。これがとってもわかりやすいので紹介します。日本が途中で検査数を増やした上に検査対象を変えたことで、混乱を招いているように思います。

日本は感染者数と死亡者数が相関していない
ドイツのデータはわかりやすい

また「日本全国で死亡者が千人というのはどういうことか」という視点でも考える必要があると思います。

ちなみに「行為」とは診療行為関連死亡だと思います。
性行為ではないと思います…

コロナよりも死者が多いから「餅の販売自粛」をするのか。自殺者をさらに増やす可能性がある自粛を今後も推進するべきなのか。コロナで治療が後回しになっているがん患者を放置していいのか。病気はコロナだけではありません。「できるだけ多くの人の命を救う」という視点でも対策を考えなければいけないと思います。

コロナの影響で60万人が失業する事態です。このままで良いはずがないと思います。

4月に休業の600万人、1割が仕事失う 雇用改善みえず
■小売りや飲食業を中心に休業者多く ■休みから復帰せずにやめる人相次ぐ恐れ ■感染の懸念から働きに出る人減少も

Q4 「普通に生活していい」なんて言って、もし外れて重症患者さんがたくさん出たら責任とれるの?

A4 うーん…予想が外れたら責任を追及されるのであれば、8割おじさんこと西浦先生も大変でしょうね…大幅に外れていますけど

8月1日付で京都大学に就任。おめでとうございます。

Q5 「今年は帰省するな」って言われているけど、帰って良いの?

A5 これについては八幡和郎さんの発信が刺さりました。

忙しい方や遠方の方など「夏にしか帰省できない」人は多いと思います。だから「帰れば?来年みんな生きているかわからないよ」と言うことが多いですが、正直言って難しいところです。なにしろ「感染したら罪」のような風潮の中、帰省は難しいとか、実家に拒否されるとか、よく聞きます。また職場によっては遠方への移動を禁止しているとか、事前に申請が必要だとか、隔離されるとか…。この風潮が早く是正されることを祈るばかりです。

Q6 集団免疫説だから大丈夫だって言ったって、そうもいかないのよ!

A6 わかります!私も日本医師会長が「自粛しろ!」と言ったり、東京都医師会長が「休業要請しろ!」と言ったりするたびに胃が痛くなっています。私も医師会会員ですから、上から言われたら従わざるを得ない雰囲気があります。でも本当にそれでいいのか…という思いがくすぶっています。イベントをしたいとか、お店を営業したいとしても、自治体から禁止されたり、風評被害でできなかったり、色々ありますよね…。

コロナで怖いのは病気そのものと言うよりも、煽られまくった不安とか、集団心理の闇とか…、うまくは言えませんが、とても複雑だなと思っています。

私からは以上です。

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