お互いに頑張りましょう

好きなこと
美女医な先輩の喜子さんと♡

書類を整理していたら昔の手紙が出てきました。

生まれて初めての妊娠で、お腹がどんどん大きくなるのに戸惑いながら働いていて、産休に入る直前の最終日に、担当患者さんに一人一人挨拶しに行ったときのこと。

若い男性患者さんが「はい!」とくれたのがこの手紙でした。

なかなか打ち解けてくれない人で「私のこと苦手なのかな…」と思っていたのでちょっとビックリしたのですが、読んでみてもっとビックリ!

他の先生から「良い先生だけど性格が近づきにくい」と聞いていたとか…えっ…(笑)!?

「妊婦さんであることを感じさせない態度」というのも面白かったので、当時の写真を見ていたら笑っちゃいました。確かに大らかな妊婦さんでしたね。何をやって良くて、何をしてはいけないのかがわからなくて、がむしゃらに生きていました。

美女医な先輩の喜子さんと♡
年末年始に餅つき!周りに「腹圧が上がるからやめなさい!」と止められた…

さて、その患者さんは、入院中に小説を書いていて、他のスタッフが産休中の私にメールで送ってくれて、それを読んで感想文を送ったりもしていました。そして「将来はのんびりしたカフェを作りたい」という話をしていました。

そして、その夢は叶うことなく、亡くなってしまいました。

今も時々思い出すのですが、病気が進行する過程で、私自身が濃厚な関わりを持てなくなったせいか、亡くなったという実感がいまいち無いのです。なんとなく、今もどこかでカフェを開いて、マイペースに小説を書いているような気がしてしまいます。

「お互いに復帰が出来るよう頑張りましょう」という言葉に、しおれていた心がシャキーンとしました。

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