「SDGs」(持続可能な開発目標 Sustainable Development Goals)について、賛否両論というか、「日本は既に達成できているものばかりなのに、なぜわざわざ目標にするのか…」という意見があり、その考え方も一理あると思う。
ただ私は幼い頃に「子どもの権利条約」を学び、「こんなことすら保証されていない子どもが世界にはいるのか」という衝撃を受けた。
だから日本にいることに甘んじず、目標達成がまだできていない地域にも目を向けて欲しいと思いがあり、佐賀県ユニセフ協会主催の「SDGs 絵で伝えよう『わたしたちの地球』を守る絵画展」に毎年子どもと参加し、今年は娘が入賞したので表彰式に参加した。
佐賀県ユニセフ協会会長の中尾清一郎さんがSDGsについて、「自然を汚さず守るためには人間がいなくなればいいのだけれど、それじゃ困るから、なんとかうまく共生しようという目標」と説明していて、端的でわかりやすかった。また事務局長の江島きよ子さんから、どのような場面でSDGsが必要になるのか、具体例を交えたレクチャーがあった。
娘は、昨年は予防接種の絵を描いた。私が常々「病気がひどくならないために、予防接種は有効な手段だ」と伝えていたことを受け止めてくれたようだ。今年は「きれいな水がいっぱいあるといいな」と考えたとのこと。最初は汚い水をクローズアップしようとしたけれど、きれいな水の方が好きだから…と切り替えたのだとか。水遊びが大好きで、その様子をカラフルに描いていた。
表彰式には他の受賞作品も並び、それぞれの子どもが、自分なりによく考えて、とても生き生きと表現していた。
日本人は絵で表現することが得意で、それが高じて素晴らしい漫画文化などを生み出す原動力になっていると感じているが、その才能は子どもの頃から身についているのかもしれない。困難な状況の中で生きる子ども達は、のびのびと絵を描くことすら難しいと聞く。色彩豊かに、様々な視点で描かれる絵の数々を見て、とても幸せな気持ちになった。
ちなみに11月4日の佐賀新聞を見ていたら、豆粒のように写真に写っていて、キャーキャー(笑)!!
みなさま、おめでとうございます。そして長女はSDGsを実生活でも実践しています…?
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