本日は、お日柄もよく

読書感想文

つい先日『お盆と弔辞と恋文』というテーマで新聞投稿をしたところ、読んでくださった方から感想をいただきました。

私が冗談のように書いた「誰かが私の死後に読んでくれるであろう弔辞を、自分では聞くことができないのも残念だ。」と言う一文に共感してくださる方が多くて驚きました。中には「実は自分のお葬式を妄想したことがあります」というお手紙までくださった方もいて面白かったです。終活の一環としても良いのではないでしょうか。

そして「ぜひこれを読んでみて」と勧めていただいた、原田マハさんの『本日は、お日柄もよく』

ちょっとこれ読んで鳥肌が立ちました。

主人公の二ノ宮こと葉が、参列した結婚式(思いを寄せていた相手が別の人と結婚するというシュールな展開)で聞いた鮮烈なスピーチと出会い、OLからスピーチライターへと成長していく話でした。「やはりスピーチで人生観が変わる人がいるのね!」と感じてしみじみしてしまいました。

途中で天才コピーライター和田日間足(ワダカマ)という鼻につくイケメンが登場するのだけど、私このキャラが大好きで。出てくるたびに「キャ♡」という感じでした。こと葉自身のスピーチデビュー、印象的だった弔辞を暗唱してしまったこと、失恋相手のスピーチライターとして彼を支えていく展開は「そうきたか!」と、最後まで展開が読めなかった。そして謎の美女スピーチライターの久遠久美さんがかっこ良すぎる。

最近忙しくて眠れていなかったけど、つい止まらなくなって読んでしまったわ!

ところで娘の夏休みの宿題を見ていたら、読解力が無くて…。でも私も国語は苦手だった気がするわ。まずは本を読んで文章に親しむことが必要かな…と思って色々試していたのだが、思いのほか効果的だった?のが、影響を受けやすい娘に映画『耳をすませば』を見せること。

耳をすませば - スタジオジブリ|STUDIO GHIBLI
耳をすませば。 原作 柊あおい 製作プロデューサー・脚本・絵コンテ 宮﨑 駿 監督 近藤喜文 プロデューサー 鈴木敏夫 音楽 野見祐二 主題歌 本名陽子 声の出演 本名陽子 ⋅ 高橋一生 ⋅

本好きの女の子が図書館で猛烈に読書するシーンを見て早速読んでいるようです。ふふふ

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