YES!空手!

好きなこと

久しぶりに空手の試合に出ました(^^) ✨

高校の部活動で始めた空手道。とても楽しかったので大学でも続けていたけれど、大学卒業後は、働きながら練習することの難しさや妊娠出産の体調変化により運動が思うようにできない時期が続き、だんだん空手から遠ざかっていました…

ただ、働いて育児して家事して…というだけの毎日を過ごしていると、無性にイライラしてしまうことがあります。職場でも家庭でも八つ当たりしてしまいます。元々体育会系なので、運動して発散する場が無いと、頭が回らない上に気持ちが落ち込みやすくなります。

ある時、大学の頃に通っていた空手道場の師範から電話がありました。「久しぶり。元気にしているか?」と言われて「運動不足でイライラしている」と言うと笑われて「道場に出てこい」と誘っていただき、通うようになりました。

久々の道場まで車で片道1時間。夜に練習するので子どもがぐずって超大変!子どもはおんぶしたり、肩車したり(吉田沙保里を目指して)、放置したり(他の保護者さんに遊んでもらったり)、寝かせたり、車でDVD見せたり…でやり過ごしてもらいながら「寸暇を惜しんで練習!」という感じでした。師範から「子どもにも練習させたら?」と言われて子ども達全員分の道着や拳サポーターを購入しましたが、最初は遊んでばかり。道具を大切に扱わないことへイライラ…。でも最近では波があるものの、長女や次女は真面目に練習するようになりました。三女と長男はまだ遊んでいることが多いです。まぁ仕方ないかな?

「とにかく練習に通え」と言われて、仕事で疲れてヘトヘトでも、子どもが体調を崩さない限りは行くようになりました。

師範に「組手の試合、出てみるか?」と言われ「試合なんて身体が動くかな…?」と心配していたら、道場の小中学生が練習相手をしてくれるようになりました。10代の彼らから見たら、私なんて高齢者なんだろうなぁ…全力で動いても軽く交わされて、「まりさん、キツそうだから休憩しますか?」と気を遣ってくれて、申し訳ないやら恥ずかしいやら…。私よりも若い彼らのお母さんに「すごい。私なら絶対にできないわ…」なんて感心されながら練習しました。

でも学生の頃は試合に向けてベスト体重に絞ったりしていたのに、今回は試合までに全く絞れず(プラス10kgくらいだった)、家族からは「怪我だけはしないでね?」と心配されながら出場しました。

2022年10月30日のFacebookより
監督っぽい立ち位置ですが、選手ですっ!(右後)

潔く惨敗したけど、とっても楽しかった!私はやっぱり、観客席より選手席にいたいのです…(^^)

そしてそんな私を笑顔で支えてくれたのが大学の後輩のKちゃん。彼女はコツコツ練習を続けていて、三人の子持ちなのに体型は学生時代から変わらず、形の部で優勝していてとてもカッコよかった✨ 私の挑戦を笑顔で応援してくれて「なんか団体組手したくなりました!」なんて言ってくれました。


実は約15年前の試合は、Kちゃんと団体組手で出場したのです。その時の思い出を私の母が記してくれていました。

君に久しぶりに燃えたよ✨

やはりうまくてかっこよかった😃

てか来年がんばろうや♫
うちらの代の医学科は山大にもう一人いるし
琉球にも宮崎にも熱い子いるし楽しいよ!
盛り上がろうや✨

また会おう❤️


無事広島から帰って来ました。
マリの空手の試合の付き添いでした。
5年生にして4年ぶり2回目の大学医学部対抗空手大会
出場するのが難しい大会というより
少々訳ありで
この日々を部活から遠ざかっていた娘でした。

卒業まで足を踏み入れない固い決意でしたが
今回無謀な挑戦をもちかけられて
断り切れなかったマリでした。

女子部員がたった一人
一人では組み手の団体戦には出られないのです。

三人1チームが原則の団体戦
「試合に出たい
助けてください!」
後輩に泣きつかれたとマリ
わずか二人のチームなんて…

一人欠場での団体戦出場では
あまりにもハンディが大きすぎ
どちらかが負けた時点で
負けが確定するという過酷さ…

出場することに意義がある
そんな風に思いながら
敷居が高いであろう
部活の試合についていった私

久々に帰ってきたマリを
部員が温かく迎えてくれたのは
嬉しいことでした。

昨日は応援と練習に明け暮れ
本番は今日

第一試合
対戦相手はE大学
ちっちゃな二人は頑張りました
二人で決めた3秒ルール
始まって3秒以内に1ポイント先取する!
弾丸のように飛び出していった二人!

マリの蹴りもバッチリ上段に決まりました。
見事一本!!!

見ていた私も興奮しました。
たった二人のちっちゃなチームが初戦突破
しかも圧勝でした。

久々に燃えました。
血湧き肉躍るとはこのことでしょうか

ところが第2試合
相手はK大
まず先鋒のうちのKちゃん
またも3秒ルールを守り
なんと勝ってしまいました。

続いて中堅のマリ
ところがなんと相手は女子最強選手と評判のK大のYさん…
1年生の時からその強さで周囲を圧倒してきた彼女も6年生
最終学年となりました。
一度は対戦してみたかった相手です。

それにしても大きい!
強い!
凄すぎる!

小さなマリは
それでも果敢に挑んでいきました。
ものすごい突きに吹っ飛ばされ
頭クラクラ…

それでも立ち上がり挑んでいったのです。
「もういいよ」
と言いたかったけど
また立ち上がり
なんと2対2の同点に持ち込んだのは見事でした。

でも非情にも
一人欠場のハンディは大きすぎ
1勝1分けで二回戦敗退となりました…


悔し涙にくれていましたが
その後の試合でも
無敵のYさんは完勝でしたから
引き分けだけでも立派なものだったと思います。

すごすごと帰るマリに冒頭のメールが
4年前の試合で
マリに負けて口惜しかったと言うNさん
その悔しさをバネに
マリを目標に4年間を頑張ってきたんだって
4年ぶりに再会できて大喜びでした。

そしてくれたこのメール
若い人ってステキだな
私まで元気をいっぱいにもらった今回の広島行きになりました。

Makkoの『幸せのおすそ分け』2008.8.3より

他大学の同級生が「一年生の大会で君に負けてから頑張っていたのに、それ以来パッタリと全然見かけないんだもの。どうしてたのよ?」と声をかけてくれて「休部してたの。でも今回は後輩に誘われたから、団体戦に二人で出るの。出るからには負けたくない」と言ったら「二人で団体戦なんてどんだけチャレンジャーなの?勝つしかないじゃない!」と驚かれて、試合を観戦してくれてメールをくれたのでした。懐かしい〜


「あれ楽しかったよねー!また団体組手したいね!」なんてKちゃんと話していたけど、一般女性で組手する人が少ないから、そもそも団体戦が無い…(探せばあるのかもしれないけど)

高校大学時代、団体組手にそこまで執着していなかったけれど、できないと思うとやりたくなるのが不思議です。自分のためなら頑張れないのに、チームのためなら痛みや恐怖を乗り越えて攻められるという独特な魅力は、やっぱりクセになる気がします。サッカーとかバスケットボールみたいな団体競技とかもそうかのかもしれないですけれど…


最近患者さんと話していて興味深かったのが「今、少年サッカーの指導をしています」という中年男性が来て「えー!すごい!今でも走ったり蹴ったりされます?元気ですね!」と話を振ってみたときのこと…

「審判ならできますが、全力で走って蹴るのはもう無理ですよ。脚力が弱くて軸足がブレるから、狙った方向に蹴れないのです」

「へぇ…サッカーには年齢制限があるのですか?」

「いや、それがマスターズみたいに、高齢者だけのサッカーもあります。若い人みたいにガンガン走らないけど、それなりにちゃんと蹴ってゲームは成立します」と聞き「そんな高齢者になりたい!」と思いました。生涯現役でいたい!という意味でね(^^)


そして今回の試合を見ていた道場の保護者さんから「まりさん、寸止めできていなくて当たってたから反則負けにならないかヒヤヒヤしましたよ!」と声をかけられたので「あれはなかなか難しくて…💦 相手の動きを想定しながら突くのですが、私の想定よりはるかに近い位置に相手がいたから当たってしまったのです。だから当たっちゃった後に引いても遅い。一方で、引くのが早すぎても不十分でポイントにはならないので、その匙加減が難しいです。まぁ練習不足です」と説明していたら「なんか…そういうことをきちんとやってポイント取ってる子ども達って凄いんだなと思いました」と言われて嬉しかったです(^^) そうそう、子ども達は本当によく頑張っています!!

言うは易く行うは難し。だからと言って自分がやる気になれない保護者さん達は、私の無様な奮闘を見て、自分の子ども達がいかに高度なことをしているかに気付いて想像してもらえたら、こんなに嬉しいことはありません。

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