続・ごみステーション奮闘記

家の話

以前に新聞にも書いたことがあるが、実家の道に面した部分がごみステーションで、しょっちゅう不法投棄に悩まされる。


最近、缶瓶ゴミの不法投棄に悩んでいた。佐賀市では資源ごみの回収日に缶瓶ゴミ・段ボール・新聞紙・布類をそれぞれ別の業者が回収していく。うちの場合は最も缶瓶ゴミが早い時間に来るので、段ボールや新聞紙などが残っているから「まだ回収してないかも?」と勘違いされて、回収後に不法投棄されることが後を絶たなかった。

ただ根気強く「回収時間は過ぎました。出した人は持ち帰ってください」と書き続けていたので最近は無くなっていたのだが、ある日、指定袋に入れてないがために回収されなかったゴミがポツンと残っていた。

「厚かましい!ちゃんと指定袋に入れてよ!」と自治会長さんに愚痴ったら、ボランティア袋(それに入れたら回収してもらえるやつ)をくださったが、そもそも缶瓶ゴミの回収が月に2回しか無いので、泣く泣く2週間ゴミを家の前に置いていた。しかしまた次のゴミの日も同様の投棄をされてキレた。

防犯カメラの画像を探し出し、不法投棄した人を特定した。がしかし、晒し者にしてしまったら私が訴えられたら負けだ。

どうしようかと悩んだ挙げ句「もう回収終わったから出さないで」という幟を作り、缶瓶ゴミの回収が終わったら飾るようにした。

そして前回のゴミの日、私が不法投棄に怒りまくっていたことを知った人が、たまたま不法投棄する瞬間を発見して止めてくれた。「回収は終わった。出したらダメですよ。持ち帰ってください。」と声をかけてくへた。ほんま神が降臨したかと思った!!

がしかし、今日またやられた。頭に血が上った私は防犯カメラに映った捨てた人の写真を撮り、特徴を覚えてご近所で探し始めた。数人声をかけたところで写真を見せると「お隣には…声かけましたか?」と聞かれて「いえ、まだ。今から聞いてみます」と答えたら、その声をかけた方が「ついて行きます。耳が遠いからインターフォン聞こえないかも」と一緒に来てくれた。

そして「今日うちにゴミの不法投棄があったので、防犯カメラで確認したら、あなたに似てる方が映っていました。失礼ですが、今日何時にゴミを捨てましたか?」と聞いたらビンゴだった。

でもめちゃくちゃ往生際悪くて「目が見えないんで、そんな防犯カメラの写真は見られないね!」「じゃこのゴミを見てください。見覚えがありませんか?」「これは…うちのだね」「すみませんが、回収時間後に出されても困りますよ。お宅で保管しておいてください。」「あんた…せからしい(鬱陶しい)ね!」「は?うちだってゴミを放置されて、せからしいですよ!」「その辺に置いておいてくれたらいいじゃないか」「我が家にはそんなスペースはありませんから!ちゃんとルールは守ってください。朝の8時30分までに出していただければ回収されるんですから。もし朝早くが辛いなら、前日に出していただいても結構です。とにかく、今後こういったことはやめてください!」と言ったら渋々受け取ったが「私は90才なんだよ!」と言われて「だから?他の90代の方はルール守ってくださっています」と言ったら独り言のようにブツブツ何か言っていた。

見かねた隣人が「次からは、私が前日に声かけるようにしますよ。出すのが大変なら預かります。みんなで頑張りましょう」みたいかことを言ってくれて、まじで神が降臨したかと思った✨


そう言えば健康などに問題を抱えた人がごみ屋敷になりやすい、支援が必要…みたいなニュースを最近見た。

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ゴミ出しがうまくいかないと、だんだんゴミ屋敷になるのかも。こうやって隣人の方が手を差し伸べてくれるってとても有難いし、こういう優しさが世界平和を保つんだなと思った。

そんなわけで「1人で行って刺されたら嫌だな」と思っていたのでついて来てくれた母と、隣人の方と、探すのに協力して情報提供してくれた方全てに本当に感謝しています。金輪際、不法投棄が無くなりますように!!

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