たかが爪切り されど爪切り

診察室から

「足の爪切り」について『診察室から』で新聞投稿しました。これ、悩んでる人けっこう多いと思うのよね…

2024年11月9日の佐賀新聞より

たかが爪切り されど爪切り

マラソンで走り過ぎて、足の爪が剥がれてしまったことがある。とても痛くて、しばらく刺激に弱くなった。爪の不具合によって初めて「足の爪って大事だな」と実感した。
妊娠中は「足の爪切り」に苦戦した。お腹が前に張り出して下が見えにくく、適切な体位をとろうとすると腹部が圧迫されて気持ち悪くなった。ネイルサロンで足の爪を適切な長さに整えてもらえてホッとした。
足の爪切りに悩むのは妊婦のみにあらず。視力低下や麻痺や筋力低下により自分自身で足の爪切りが難しくなるケースは珍しくない。
病院での診療の際に「爪を切って」と頼まれると困ってしまう。私も「患者さんのお役に立ちたい」という気持ちはあれど、頼まれてもできないことがある。「爪切り」はその一つだ。当院では保険診療を行うため、医療保険で決められた範囲内でしか処置できない。爪白癬(水虫)や陥入爪といった爪の病気があれば爪切り(爪甲切除)は治療になるが、健康な爪の爪切りは身だしなみであり医療行為ではない。
入院中の保清の一環や、介護サービスの一環として行う場合もあるが、少なくとも医師が外来患者にすることはできない。(サービスでやっている場合もあるのかもしれないが…)

病院として出来ることに限りがあるものの、家族などの他人に頼めない場合は困ってしまうだろう…と想像すると心が痛む。現在、当院では有志の協力を得て、定期的に爪切り会を開催してもらっている。高齢者の爪は分厚くなりやすいのに皮膚は薄くて脆いため、爪切り自体がとても難しい方も多く、ニッパーやヤスリで格闘されている。
ちなみに私は子どもの爪切りに苦戦している。爪自体が薄くて、柔らかくて、おまけに動き回るから切りにくい。そしてちょっとでも出血など痛い思いをすると、以後触らせてくれず、伸び過ぎて割れてしまうこともある。寝ている間にそっと切ったり、ヤスリで根気強く削ったりしている。
たかが爪切り、されど爪切り。これからも爪を大切にしていきたい。

2024年11月9日の佐賀新聞より

爪切り会は毎月最終金曜日に開催中!


ちなみに私は妊娠中にネイルサロンにハマって、育休中はアートしたりもしていたけど、仕事復帰後もケアだけ通っています。昔はセルフケアだけだったけど、断然ラクだし上手な人にやってもらえる幸せ…✨ でもプロに綺麗にしてもらった後の維持は本人の責任ですよね。5年前にネイリストのお友達にケアのやり方を教えてもらってから、ネイルオイルとか好きになりました。ハンドクリームだけだと爪は乾くのよね。最近サボり気味だったけど、いよいよ冬本番だし、また気合い入れ直さなきゃ(^^)

「手が荒れていると心が荒む…」

昨日までビジョカツ24期でようこちゃんチームでした。
今期の目標はダイエットだったはずでしたが、「授乳中に食事制限とか無理!!」と早々に諦め、夫に「麻里の爪、短すぎない?手が荒れてるよ!」と言われたことを機に「ネイルケアを強化するぞ!」と心に決めたのでした。

主催のようこちゃん自爪ケア専門サロンのネイリストなので「ネイルケアについて教えてほしい」と相談したら、ぎっしりと書き込まれたノートを公開してくれました。それに沿って自分なりにケアを頑張りました。

・ 爪切りの使用禁止!ヤスリで整える!
・ 毎日ネイルオイル、アンティセプト(爪化粧材)、ハンド用ジェルを塗って、手袋をつけて寝る!
・ 洗い物の時はゴム手袋必須!(皿洗い、洗濯の下洗い、子供の粗相の片付け、掃除のときなど…いつでも!)
・ 手洗いの際は洗いすぎに注意、ハイポニキウムを傷つけないように!
・ 外出の際はハンドグローブを着用!

最初は時間がかかって大変だったけれど、慣れてしまうと、しない方が気持ち悪くなります。
寝る準備していたら「手袋つけなくていいの?」と娘に言われたり、手袋着用後はスマホを触るのが面倒になって自然とスマホをいじる時間が減ったり、保湿強化したら手が荒れなくなったから痛みが無くなったり、ふと目にした自分の手が綺麗でテンションが上がったりしました。

2019年11月29日のFacebookより
1ヶ月で爪が変化

本当に昔はしょっちゅう指先がカサカサでササクレ立ってたけど、爪は深爪じゃなくてある程度伸ばした方が(医療者なので手掌側から見て飛び出さない程度)手は荒れません。そう言えば手が痛くて悩むことがほぼ無くなりました。爪は大切に!!!

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