本日の佐賀新聞朝刊に載せて頂きました♪
年賀状推し 季節感溢れる日本の文化
世間では「年賀状終い」が流行していることに一抹の寂しさを感じる。私は年賀状を出すのももらうのも好きだ。効率重視で年賀状終了を正当化することに抵抗感がある。年賀状は季節感溢れる日本古来の文化であり、失われることは残念だ。
2025年1月11日の佐賀新聞より
母が非常に筆まめな人なので、年賀状の準備は毎年末の一大事だった。年賀状に載せる写真の撮影のために下宿先から帰省したり、家族が揃わなくて何枚も写真を組み合わせたり、愛犬を登場させたりと大騒動。子ども達が巣立ってからは、両親は二人で写真撮影をする機会が増えた。あまり行動を共にしない高齢夫婦の共同作業が微笑ましい。今は子ども達はそれぞれで年賀状を作っている。
率直に言って、年賀状準備や後処理は大変だ。でもその苦労がわかるからこそ、年賀状をもらえる嬉しさもひとしおである。
喪中は正月のお祭り騒ぎから離れて、故人への思いを馳せる。友人から喪中葉書が届くと、亡くなった方との関係性(祖父母か、両親か、はたまたそれ以外か)などから自分も周りも年を重ねたことを実感する。
元旦に年賀状が届いても、年末からの夜更かしで眠かったり、正月行事で忙しかったりして、届いた年賀状を読み始めるのは三が日を過ぎてから…。そんなのんびりした時間の流れも好きだ。アプリなどで年賀メッセージをもらうと、読んだのがバレるので開くのを躊躇する。年賀状は出しておけば安心して既読スルーができる。スマホが苦手な人に届けるのも簡単だ。
正月休み明けに職場で患者さんからの年賀状をもらうと、元気な様子がわかって嬉しい。私は妊娠出産で長期入院していたため、その頃お世話になった方に、大きく育った子どもの写真を見せるのが楽しみだ。親バカと思われているかもしれないが、年賀状は近況報告をする良い口実なので、大いに活用している。
年賀状は季節の挨拶にとどまらず、文化そのものだ。子ども達にも手紙の書き方を教える絶好の機会にもなる。郵便料金値上がりとは言え、日本全国85円で日付指定で届けてくれるのだから決して高くは無い。少なくとも私はこれからも年賀状を書き続けようと思う。
私は新しい物好きだけど、思いっきりアナログ路線も好きだ。手紙なんてその最たる物で、以前は日本郵政の父である前島密について熱弁した。
ちなみにこのブログを書いた後に可愛いクマ(ぽすクマ)の一円切手が登場した。あんなに熱望していた可愛い一円切手なのに、敢えてミツのお爺ちゃん切手を使いたくなる私は天邪鬼なのだろうか。
さて、私の年賀状コレクションは社会人になってから。特に本多健人カメラマンと誠文堂印刷のタッグは最強!!本多カメラマンの飾らないナチュラルな写真と、私の頭の中で描いたイメージから1mmもずらさずに、しかも完璧な質感で仕上げてくれる誠文堂印刷はもう匠の技!!私のネチネチとした細かい要求にも素早く対応してくださってありがとうございます!!
普段は格安ネットプリントとかも愛用しているけれど、なんとなく年賀状って一年の初めの縁起物だし、私の中では最高作品に仕上げたいから妥協はできない。そんなこだわりの作品達を一挙公開!(住所は一部伏せました)
このタッグで最初に作ったのは2018年で離婚した翌年。結婚報告ならともかく、離婚報告ってなんだか気が重くて…本多カメラマンに「暗い写真はイヤなの。とにかく明るい母子家庭って感じの写真撮ってくれないかな?」と相談したら、「子どもがまだ小さいから…」と自宅まで撮影に来てくれました。それなのに途中で号泣する子ども達、続かない集中力…。「あぁ、もう、どうしよう~(涙)」と逆に可笑しくなってきたのでした。
子どもの機嫌取りにジュース飲ませたり、シャボン玉で遊んだり、スリングで抱っこしたり、カメラマンの方向でアンパンマンの動画流したり(本多カメラマンの奥様、息子くん、いつもありがとう!)見えないところでもめっちゃ頑張って撮った写真達なのでした(笑)
翌年は、三人娘が大きくなって、三段ベッドを購入した報告。実はこの時、いまの夫が撮影を見守ってくれていました!入院生活が長かった芽生が歩行器付きとは言え立って写っていたので、色んな方から「メイが…立った!(クララみたい)」と連絡をくれた思い出深い作品です。
その時の撮影の様子はこちらで…
特別な行事があるときはその時に本多カメラマンに来てもらい、何も無かった年は「食べに行ってみたいレストランやホテル」で撮影します。子ども達もただ写真撮影と言うと嫌そうだけれど「○○にご飯食べに行くからおめかししてね~♡」と言うと張り切ってくれます(^^) リニューアルした佐賀駅で撮影したのも楽しかったです!超寒かったけど!!!
ちなみに今年は息子の七五三。家族全員着物をきたので、せっせと載せました✨
ちなみに結婚報告も喪中もこのタッグだった。心強い。素晴らしい。
新聞で私の両親について触れましたが、両親も本多&誠文堂印刷のタッグにお世話になっています。もともと写真嫌いの父は撮影に消極的です。父が挨拶するパーティーなどでは綺麗な服装をしているので、その会場で本多カメラマンに待機してもらって、パパパっと数枚撮影してもらって終わり。毎回少ないチャンスを生かしてくれる本多カメラマンには頭が上がりません!挨拶文は母が考えて、私がデザインを手伝います。
孫アリのバージョンを作ったこともあったけれども…
基本的には二人だけの写真を使います。なかなか夫婦二人で写真を撮る機会って無いから、毎年良い記念になっている気がします。
今年は自宅での写真を使いました。家中に飾った塚本猪一郎さんの絵や、もう旅立ってしまった愛犬ドリの肖像画も一緒に収まっていて、楽しい写真になりました(^^)
自分の作品を見直すのは楽しい!ちなみにデザイン案が思いつかないときはcanvaを使っています。色々とヒントもらえます!
以前も年賀状について暑苦しく語っていました。最後の追い込みでいつも12月は大変…💦 でも出し終わると「あぁ、これでお正月を迎えられる」という厳かな気持ちになるのですよねー。だからやめられない(笑)✨
そんな私に今年も年賀状をくださった皆さまありがとうございました!来年も待ってます💌
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