2025年5月3日の佐賀新聞の『診察室から』はさが桜マラソンにちなんだネタです。

走れワタシ ~マラソンは健康か否か~
40歳の春に3回目のフルマラソン完走を達成した。そもそも私がマラソンに手を(足を)出したのは、さが桜マラソンの存在が大きい。元々足が遅く、マラソンは遠い世界だった私にとって、地元佐賀でのマラソン大会開催により身近な存在になった。
初めて出走したのは20年前の3kmの部。妊娠・出産等で中断しながらも10kmの部に出続け、そろそろフルマラソンに挑戦しようという矢先にコロナ禍に巻き込まれた。大会中止やオンライン開催ですっかり士気が下がったが、2年前に大会が再開し、ようやく参加できた。そして年々タイムが伸びる(遅くなっている…)ものの、なんとか完走は死守している。
走っている途中は「なんでエントリーしたんだろう…」と悔やむほど苦しいが、ゴールした途端になんとも言えない満足感。「次はもうちょっと上手に走りたい」なんて考えてしまう。
「マラソンは一度に過重な運動をするから不健康ではないか」と言われることがある。確かに大会当日のみを見ればそうかもしれないが、長い目で見れば健康的だ。
フルマラソンに無練習で挑む人はほぼ皆無だ。個人差はあれ、練習を積み、身体を鍛えて本番に挑む。私の場合は、年末から体調不良が続いたので、年明けから当日まで禁酒した。また腰痛を治療し、姿勢やウエアや靴を見直し、睡眠の優先度を上げるなど、マラソンに出ることで生活そのものが健康的になった。
マラソンは目標設定も人それぞれだ。目標タイムに向けてストイックに走り込む人もいれば、完走賞狙いで大会行脚する人もいる。私は育児に没頭する中で「もし災害などで避難するとき、私は我が子を守れるだろうか」という不安が走り続ける原動力に繋がった。車やベビーカーが使えない状況でも、我が子を抱いて走って逃げる体力をつけたい。以前は子どもが寝静まっている時間にそっと抜け出してこっそり練習しては号泣されていたが、最近は子ども達も練習に付き合ってくれるなど協力的だ。母の日には走っている姿を絵に描いてくれた。
85歳のランナーと並走したときに「年をとるとね、タイムどうこうよりも転倒が怖い。足元には気をつけて走っているよ。あなたもマイペースで頑張りなさい」と励まされた。あと20年後、40年後も走れるワタシでいられるように、健康に留意しつつ頑張りたい。
マラソンについてはいつか書いてみたいと思っていたので、書けて嬉しい!以前にうんこの話した時にチラッとマラソンについて触れたら、マラソン好きな方が連絡をくれて嬉しかったので、今回も誰かのツボにハマったら良いなぁ…
こう熱く書いたところで走る人は走るし、走らない人は走らないのですが、できたら走れるワタシを維持したいなと思っています!!
記事を書くに当たり「私何時からマラソンに出てたっけ?」と調べていたら、昔の写真が出てきて懐かしくなり、それを職場の年報に載せました(^^) 同じ釜の飯…じゃないけど、同じマラソン大会に出ると、仲間意識が生まれて自然と仲良くなれます。

アイキャッチ画像は次女が書いてくれた「走っているママ」、けっこう再現性高いでしょう?


コメント