娘の通う中学校の親子ふれあい講演会で、佐賀のプロバスケットボールチームである佐賀バルーナーズの内尾聡理選手の講演を聞きました。講演会前まで内尾選手のことをよく知らなくて「なんか昨シーズン最後に大けがして離脱しちゃった方だよね?」というくらいの知識しかなかった…。それでファン感謝祭的なイベントに行った娘達が「内尾選手には会えなかった」と残念そうに話していたのがなんとなく印象に残っていたくらいでした。


そんなわけで「若い長身イケメンの話を聞けるなんてラッキー♡」くらいの軽いノリで行ったのですが、期待をはるかに上回って素晴らしかったので、備忘録として記録します。写真は撮影不可だったので撮っていませんが、黒いTシャツに黒いパンツスタイルというシンプルでクールな服装で、ケガして間もないけど松葉杖とかなく支持なし自立歩行でした。(←なんとなく診察モード)
バスケットボールを始めたのは小学生の時。福岡にプロバスケチームがあって、そこを目指すようになった。小学校のときは何となく…本気で目指すようになったのは大学2年生のとき。そこから体作りなどを本気でやり始めた。(大学在学中に特別指定選手でプロの試合に出ていたというから物凄い)
バスケットボールの魅力は周りと一緒に楽しめる、繋がれること。がんばりきれない、一歩踏み出せない時に、自分たちの試合見て元気になってもらえたら…と思う。行動を変化させるエネルギーがある。
「量か質か」みたいな話がよくあるけれど、自分は量が大事だと思っている。量をこなさないと質は高まらないと、小学校のときから意識していた。がむしゃらに量をこなす!
中学校のときはバスケ大好き少年だった。勉強しつつ、バスケもしつつ(勉強も頑張られていたそうで、社会科の教員免許を取得されている)。
好きなことをやるためには嫌いなことをやらなければいけない。(後で感想を求められた子どもから一番印象に残った言葉で多く挙がっていた。子どもの心に刺さったんだなぁ…☆)嫌いなことでも成功経験が得られる。やらないといけないことを、やっていてよかった。
考えて物事に取り組むことが大切。それが合ってたら良いことだし、もし間違えてもうまくいかないことに気付くの大事。
中学までは「自分が一番強い」という自信があったが、強豪校の高校に進学し、周りが上手で2年ほど全く試合に出られなかった。そんな日々、 365日毎日日記をつけていた。他人は他人、自分は自分。
プレッシャーに打ち勝つには日々の練習の積み重ねが大切。窮地に追い込まれたとき「自分たちが一番練習してきた!」と心から思えたことで乗り越えられた。(これ受験当日に思ったことある。愚直なまでの積み重ねが土壇場で一番強い)
どうして続けてこれたか?自分を信じてくれている人の期待に応えたい。
「SU future」という活動をしている。自分はひとり親家庭で育った。同じ境遇の子の力になりたい。
やりたいことがあって動けば、助けてくれる大人はいる。
(佐賀の印象は?)好きです。お米が美味しいし、バスケに集中できる!(「佐賀は何もない」とか「都会のような誘惑が少ない」とかではなく「バスケに集中できる」という前向きな表現がとっても好印象だった)
(過去と未来どっちが気になる?)過去も未来も気にしない、今を集中するのが一番だと思う。
(練習しなきゃと思ってもダラダラしちゃってなかなか始められません)とりあえずボールを持って外に出ろ!バスケットリングを見たらバスケットマンならシュートしたくなるはず。
(嫌なことをなかなか始められません)嫌なことを残すのが嫌なので、自分はサッサとやっていました。宿題も完璧にこなしていました。
可愛い顔してストイック発言がバンバン出てくるので、私も非常に背筋が伸びました。ありがとう内尾選手!!
私個人的には、SU futureの取組が素晴らしいと思いました。私自身も一人親になった時代があり、今は再婚したけれどワンオペ育児が続いていて、子の挑戦を応援するより先に諦めることも多かったけれど…。そんな中でも諦めなかった子がいて、支えることを諦めなかったお母様がいたこと。お姉様(あとで知ったけど、お姉様もプロバスケ選手だそう)からの優しいお手紙も、温かい家庭が感じられて素晴らしかったです。そしてその経験から同じような境遇の子の力になるべく活動されているなんて、頭が下がります。

夢と自分と向き合うことは、言葉にするよりも行動することは遥かに難しいことだと思います。現に今も内尾選手は怪我をしていて、不安を抱えながらの登壇だったかもしれませんが、どの時点においても内尾選手がひたむきに頑張り続けていることに強い勇気をもらいました。 子ども達も内尾選手のカリスマ性に目を輝かせて食い入るように話を聞いていました。
子供達の主体的な運営や、パネルディスカッション、会場からの質問などもとても面白かったです。娘も真っ先に手を挙げて内尾選手に質問したら目を見ながら答えてくださったと大興奮でした。私も最後の一問で手を挙げて、目が合ってキュンでした♡
長身イケメンでバスケが上手いというだけで尊いのに、しっかりお勉強して教員免許も取得していて、自分と同じ境遇の子の力になるために社会貢献とか…神ですか?今もケガを抱えて不安でいっぱいでしょうに、そんな中でも地元の中学生達をも励ましてくださるなんて。本当に凄い人って、わざわざ凄いだろアピールとかしないけれど、滲み出るオーラが超人ですよねぇ…。
関係者のみなさま、準備等々大変だったと思いますが、楽しいひと時をありがとうございました。
内尾選手のプレイを見に、次のシーズンもバルナーズの試合をぜひ見に行こうと思います♪

バルーナーズからも講演内容が発信されました!!
ソース:佐賀バルーナーズ

佐賀新聞に載せていただきました!(7月31日追記)

内尾聡理選手に学ぶ
娘の通う中学校で開催された講演会で、バスケットボール男子B1・佐賀バルーナーズの内尾聡理選手が登壇した。
繰り出される珠玉の言葉に子ども達は目を輝かせて聞き入った。わが子も反抗期に入り、親子の会話はだんだん減っているけれど、年が近いスター選手の経験談は心に刻まれたようだ。
そして私も。最近では「コスパ」「タイパ」などの言葉が飛び交い、何においても効率を追求して、無駄に思えることを排除する風潮がある。人工知能(AI)の進化により、自分で考え抜く機会が減ったりして、日々蓄積していく違和感に押し潰されそうになっていた。内尾選手のお話は誠実さや粘り強さが溢れていて、モヤモヤを爽やかに吹き飛ばしてくれた。
また内尾選手は、自身がひとり親家庭で育った経験から「同じ境遇の子の力になりたい」と「S.U. future」という社会貢献活動に取り組んでいる。バスケだけにとどまらない幅広い活躍に、私も大いに励まされた。
佐賀バルーナーズの試合観戦に行くと、選手たちの洗練されたプレーに惚れ惚れしてしまうが、凄技は一朝一夕でできることではなく、選手一人一人がプレッシャーに打ち勝つために、日々の練習を積み重ねている結果だと気付けば、見方も変わってくる。そんなBリーグ、来季は「Bリーグプレミア」として9月下旬から開幕する。今から楽しみだ。


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