実は私、三女の出産後に一度、ブログを始めようかなと思ったことがありました。三女の妊娠と出産は、双子妊娠、双胎間輸血症候群、双胎一児死亡、早産(24週5日)、超低出生体重児、慢性肺疾患…と色々あって大変で、インターネットを見てもちっとも情報がなく「私のこの経験は、いつか誰かのために発信したいな」と思っていました。
でもその当時は、日々の生活に必死で、そんな余裕はありませんでした。今でも「どうやって生きていたんだろう」と思い出せないくらいきつくて記憶がありません。
あれから3年になります。
昨年末にFacebookでこんな投稿をしたら、たくさんの反響をいただいて嬉しくなりました。
三女はもともと双子でしたが、片割れは私のお腹の中で亡くなりました。三女を出産したときに亡骸も一緒に出産したのですが、その時にこのベビー服をもらいました。
三女が産後すぐにNICUに入院し、私はなかなか会えないことが寂しくて、面会時間以外はその子を部屋に連れてきて眺めながら、棺桶に入れるための折り紙を折っていました。私が退院した日にその子は火葬したから、もうベビー服は手元にないのですが、そのわずかな時間にも可愛い格好をさせられて幸せだったなと思い出します。
どんな方が作ってくれたのかな、私もこの活動に参加してみたいなと思っていたのですが、死産の悲しみに浸る時間もないほどに、退院後は怒涛の育児に忙殺されて、すっかり忘れていました。
高校生が作ってくれた服も、きっといつかどこかで、天使との幸せな時間を創り出してくれると思います。
「亡き子にベビー服を」牛津高服飾科10人手縫い
https://www.saga-s.co.jp/articles/-/469912?fbclid=IwAR2cuOmFpZmhTZ9LP_jH_qGi9i2-kfGWWSoUXrbitye0HDt8xI5wPGkMBKU
忘年会で会った友人にも「こんなに大きくなったのね…。もう歩けるなんて、信じられない!」と言われて感慨深かったです。 私も三女が歩ける日がくるなんて想像できなかった頃がありました。
2017年2月2日は早産と死産を両方同時に経験して、「おめでとう」と「ご愁傷様」を一度に言われました。在胎24週5日で生まれた我が子を見て、主治医に「救命は可能ですか」と聞いたら「可能だと思います」と即答していただいたことを心の支えにしていました。
その当時は周りから「なんと声かけて良いかわからない」というような、哀れみにも近い目で見られているように感じましたが、そんな日々の中にも面白いことや楽しいことがありました。そんなことを発信できたらいいなと思います。このニュースで取り上げられているベビー服もとても可愛かったのですよ。「うわー、お人形さんの服みたい!」と、ときめいたのが懐かしいです。
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