無言で洋服を買って考えたこと

私見

膝を怪我して毎日のように皮膚科に通っているのですが、膝ってなかなかズボンを捲り上げても出てこなくて、パンツ一枚で処置していただくのは恥ずかしいので、スカートを買いに行ったのです。パンツとひざの摩擦が痛かったのもあります。

仕事はいつもパンツスタイルだし、スカート履く時はワンピースのみなので、持っていなかったんですよね…。手持ちのワンピースで膝が隠れるのはこれだけ。でも以前先輩から「赤は血を連想させるから、仕事中は着ないように」と注意されたので、なんとなく抵抗がありました。

うーん…好きなんだけどね…

そんなわけで「仕事で着倒せるスカートをお手頃価格で買いたい!」と人生初のGUへ行ってみました。欲しいイメージは固まっていたので「サイズはこれくらいかな?」と気に入ったのをサクサク試着。

この2着に決定して値段見たら2枚で3000円くらい?「すごいな、価格崩壊してるな」と驚きながらレジへ。完全にセルフレジで、レジ横の穴に選んだ服を放り込むと勝手に枚数と値段が表示されて一瞬で会計終了!入店からここまで賞味10分間でした!!すごい!!


忙しい現代人には優れた方法なのでしょう。人見知りでも店員さんと一言も会話せずに洋服を買えるのはありがたいのかも。でもなんか、ちょっと、寂しいなーと感じたのは私だけでしょうか。

洋服を買う時は店員さんとよく喋っていました。その思い出を以前綴っていました。


待ちに待った絵が来ました❤︎ 作者に「この絵を気に入っていた人が、麻里ちゃんが購入を決断する瞬間に近くにいて『もう少し早く自分が決断していれば…』と数日悔やんでいたらしいよ。」と言われて高笑い。特に一点モノは早い者勝ちになることが多いから、運命を感じたら迷っていられません。

その話を母にしたら「私もお気に入りの青い大きな絵は、隣で画廊のおじさんがウンウンと長いあいだ悩んでいたのに、私が一目惚れして即決だったよ。」と過去の武勇伝を披露してくれました。あれ?でも昔の母の口癖は『お金がない!』だったけど、よく買えたな…。

「うん、無かったの。だから月賦で買ったの!」

決断力の早さは母譲りだと思っていたけど、先立つものが無くても決断するあたり、さすが母は一枚上手でした。

主人に「麻里と買物に行くと、本当に決断が早いよね…」とよく感心され(呆れられ?)ますが、決断を助けてくれるのは、やはり店員さんのセールストークだと思います。ただ常套句のセールストークは、逆に不快になることも多い。

店員「よくお似合いです。可愛い!」
私の心の声(以下:私)「似合って無いし。これを本気で可愛いと思っているなら、あなたのセンス疑うし。白々しいお世辞は結構。」

店員「これすごく人気でー、私も持ってるんですけどー…」
私「そんなに人気なら誰かとかぶっちゃうかも知れないじゃん。てか別に、あなたとお揃いとか欲しくないし。」

店員「デニムに合わせてもステキですー」
私「デニムに合わない服とかそうそう無いし。てかデニム着ないし。」

店員「中にタートルとか合わせていただいたりしてー」
私「一枚で着てジャストフィットで選んでるのに、中にタートルなんか着たらモコモコになるでしょうが!!」

店員「最後の一点です」
私「売れ残りかよ!?」

そんなヒネクレ者の私が畏れるほどにセールストークの上手なお姉さんを見つけました。

私「このスーツに合うインナーあります?」
店員「ありますけど…。うちのブランドはインナーが割高なので、無理して買わない方がいいですよ。お手持ちのもので十分です。」
私「そうですか…」
店員「それより、こっちのジャケットの方がよくお似合いです。ちょうどセール中だし現品限りですから、私ならこっちを買いますね。」

そんなお姉さんのトークに乗せられて、スパッと気持ち良く決断し、悔いの無い買物をするのでした。

2014年12月18日のFacebookより

懐かしいな。このプロフェッショナルな店員さんのお店、無くなっちゃったんだよね。いつも絶妙で好きだったんだけど…

そんなわけで、なーんか久しぶりに、店員さんと喋りながら買い物したいなーと思ったのでした…!!

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