がんばろう日本!!

私見

2011年3月11日から10年が経ちました。あの日私は研修医一年目で、救命センターの控え室のテレビに映った濁流の映像が見えて「大雨ですか?」と聞くと「いや、地震らしいよ。すごい津波だって。」と言われ…

その日の夜にDMATがバタバタと準備して出発するのを見送り、無力感に浸ったことを覚えています。

私は現地に行くことはできない。日々の生活と仕事をしながら、何が出来るのか…と頭を巡らせる日々でした。

私は小さい頃からユニセフを支援していますので、その流れでまずはユニセフに募金しました。ユニセフは原則先進国には支援しないので、ユニセフが日本を支援したのは特例でした。今はユニセフ自体は東日本への募金活動は行っていないので、東日本大震災復興支援財団に対して毎月ささやかながら募金を継続しています。

そんななか、佐賀県ユニセフ協会は、毎年3月にイベントを継続していたので、それに参加してレポートを新聞に投稿しようと自分の中で決めました。それを読み返してみると、自分の中でも色々と変化してきたなと懐かしいです。

「東日本大震災のことを忘れない」と書いたら「医師のくせに『忘れない』としか言えないのか。なんか物足りないな。」とご批判をいただいたこともあり、自分なりに今できることを考えて行動に移していかなければいけない…と毎年この時期になると反省が深まります。

毎年続いていた佐賀県ユニセフ協会のイベントは昨年はありませんでした。忘れたわけではなくて、コロナ禍で人が集まるイベントを企画するのが難しかったからです。

でも今年はパネル展を開催されました。10年経てば色々と変わることがわかり、勉強になりました。10年前の写真で胸がえぐられる思いもありながら、希望もありました。

佐賀の水害も紹介されていました。東日本大震災でも、熊本地震でも、佐賀は地震で大きな被害を受けたことはありませんが、水害は毎年のように起こります。私の記憶にもある写真を見て「うわぁ…」と声が出てしまいました。

10年前のあの日から、日本はものすごく自粛意識が高まり、旅行に行けなかったし、節電で暗かったし、冷房弱めて窓開けたりしていたし…
でも今また、日本全体を自粛意識が覆っており、何の因果かな…とか考えてしまいます。元気に復興している姿を見たいな、旅行したいな…なんてことを考えています。

今こそまた、がんばろう日本!!今年は復興五輪もあるし、盛り上がっていきましょう!!

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