HPVワクチンとコロナワクチン

COVID-19(新型コロナウイルス)
院内ポスター

緊急事態宣言が全国的に解除されたことを受け、私の職場では入院患者さんの面会者の居住地の制限が無くなりました。最初に面会制限の解除をしたいと訴えた頃は「面会制限しないと、感染予防をしていないという風評被害が起こるのではないか…」とかなり慎重な意見が多かったのですが、そこで終わらずに「では、どのような方法でやれば、感染症対策と面会が両立できるだろうか…」と色んな方から建設的な意見をもらえたのがすごく良かったです。最近では患者さんや家族に「ここで入院中に面会できて良かった」といったお声をいただいてホッとしながらも、今後も安心して面会してもらえるように、自分自身の体調管理と感染予防に努めようと思った次第です。(子どもがしょっちゅう発熱してヒヤヒヤ…)

ちなみに当院の面会方法はこちらです。面会再開を検討されている病院関係者の方は参考にしていただければ幸いです。

緊急事態宣言が解除されて実質制限がなくなった

そんな中「ホームページを見てHPVワクチンを打ってもらえると知って…」と受診してくださった母娘から、色々と質問をいただいて、私自身が曖昧だったことを調べる機会になったので、ここでご紹介します。HPVワクチンもコロナワクチンも不安を訴える方が多い中で、自分なりに調べた上で考えて来てくださったことが非常に嬉しかったです。

娘さんは新年度から進学に伴って家を出るが、長期休みの際などを利用してHPVワクチンを3回接種したい。コロナワクチンも接種したいが、どういうスケジュールで接種したらいいだろうか。

Q1 そもそもいつ頃一般人は接種できるのか

A1 はっきり時期はわかりません。4月から高齢者の接種が始まりますが、10代の子が接種できるのは夏を過ぎると思います。正直言って優先順位は低いので「打てるときに打ってくれ」としか言えません。

Q2 HPVワクチンを接種してから、どれくらい間隔を開けて打てば良いの?

A2 HPVワクチンの1回目から2回目は1ヶ月以上、2回目から3回目は3ヶ月以上あけるように…と言われています。一方、HPVワクチンは不活化ワクチンであり、他のワクチンを接種する際には特に制限はありません。

厚生労働省のホームページより

Q3 コロナワクチンを接種してから、どれくらい間隔を開けて打てば良いの?

A3 コロナワクチンは生ワクチンでも不活化ワクチンでもない、mRNAワクチンという全く新しいタイプのワクチンです。他のワクチンとの同時接種は控えて、接種後に他のワクチンを接種するときは13日以上あけてください。(この質問は即答できなくて「ちょっとお待ちください」とバタバタ調べた)

m3ニュースより

とても熱心で一生懸命聞いてくださる母娘で、私も背筋が伸びる思いでした。

私も頑張ろうと思いました!!!!

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