アベノマスク

COVID-19(新型コロナウイルス)

「後医は名医」という言葉があります。「患者さんを最初に診た医師(前)よりも、から診た医師(後医)の方がより正確な診断・治療ができるため名医に見えてしまう」ということわざです。

最初に診る時って、情報量も少ないし、患者さんの訴えもわかりにくかったりして、判断がすごく難しいことがあります。小さい骨折など直後はレントゲンでもわかりにくいけど、時間が経つとズレがわかりやすくなって診断できる…などはよく聞く話だし、死後に解剖してみたら全く見当外れの診断をしていて赤っ恥かいたこともあります。でもだからと言って、後医が前医を鬼の首を取ったように責めることはまず無いです。自分が前医だったら同じような判断をするかもしれないと、謙虚に考えるからです。

アベノマスクと呼ばれる、全国の全世帯に2枚ずつの布マスクが配布されると決定した時も、多くの人がその意義がわかりませんでしたが、結果的にはマスクを転売していた人が吐き出したからマスクの価格の安定や供給量の増加につながりました。あの頃は箱入りマスクは5千円とかザラだったし、ガーゼやゴムまで手芸店から消えました。マスクが貴重品だったのです。

政策を考えた人が直接意義を発信したこともわかりやすかったです。

そして私自身は「症状の有無に関わらず全国民がつけろ」というメッセージと捉えました。小林たかねさんの発信に強く共感しました。

本当にこんな人、多かったのではないかな?めっちゃボロボロのマスクつけていた高齢者多かったもの…

そして実際にマスクが届いてみたら、意外にも子ども達が大喜び!テレビで何度も報道されていたのが「我が家にも来た!」という喜びと、デザインが真っ白でシンプルでカッコイイとのことで取り合いの事態に(笑)

子どものマスクは可愛らしい柄が多いから、逆に新鮮だったようです。

それを発信していたら周りの人が譲ってくれたりしました(^^)

ちなみに全国規格統一サイズっていうのがまた盛り上がっていました。「意外と大きくなーい?」と小顔アピールとか流行りました(笑)

最近になって、布製マスクが余っていたのが無駄が多いとか、保管が大変だとかいう批判がエスカレートしていますが…「後医は名医というやつですかねー」と棒読みしたくなります。もちろん事後の反省とフィードバックは大切ですが、安全地帯から振り返って偉そうに批判するのはどうかと思います。

あのマスクが貴重品の時代に、政府が布製マスクを無料配布するという決断は大変だったと思います。でもそんな一見不思議な政策の後に、確実に状況は好転したことを忘れてはいけないと思います。

高橋洋一の霞ヶ関ウォッチ 「アベノマスク廃棄」 国の調達は本当に無駄だったのか?
「アベノマスク」は、昨年4月からマスク不足の解消を目的として、全世帯に配布されたものだ。その在庫について、岸田文雄首相は希望者に配布し有効活用を図った上で、2021年度内に廃棄する方針を表明し、報道もされている。この問題が表面化したのは2021年11月5日の会計検査院20年度決算検査報告からだ。同報告で、「アベノマスク...

そして最近、岸田文雄総理大臣の一挙手一投足に批判が集まっているのも心配です。私も色々と思うところはあるけれど、まずは国民が選んだ総理大臣にまかせてみないと何とも言えません。菅義偉総理大臣もクソミソに叩かれたけれど、あれは何だったの?と反省しかありません。

「まだ就任して3ヶ月だしハネムーン期間なんじゃないのか?ここは盛り上げて少しでも長く頑張って欲しい。毎年総理大臣が変わるのはもう嫌だな。諸外国だって、毎年トップが変わる国と付き合うのは敬遠されるんじゃないだろうか。」と思います。

アベノマスクだって岸田さんが廃棄するって言った途端に希望者殺到でしょう?頭良いんじゃないかなと思って期待しています。頑張ってくださいね!!

自治体・個人・団体からの布製マスクの配布希望の申出について
自治体・個人・団体からの布製マスクの配布希望の申出について掲載しています。

【追記】子どもには日頃から「テレビは疑いの目で見なさい」と言うので困惑しているらしい。ごめんね(笑)

コメント

タイトルとURLをコピーしました