受診付き添い

ハイリスク妊娠
みんなで見守る

「未熟児ってどれくらいの頻度で病院受診するのだろう」と不安になっている人が参考にしてくれたら嬉しいです。(2018年10月27日 にFacebookに投稿)

三女の一歳半健診で「働きながら子どもの受診付き添いは大変でしょう…」と労われて、「そう!受診多いよね!」と思ったので記録します。と言うのも、三女を産んだ直後に産婦人科で「未熟児は育てるのも大変だよ。病院だって頻繁に連れて行かなければいけない。今までのようには働けないと思うよ。」と言われて、とても怖くなったから。なので、もし身近に未熟児を産んで不安になっている人がいたら教えてあげてくださいね。私のケースは一例で個人差があると思いますが、参考くらいにはなるかも…。

【症例要約】

在胎24週5日に706グラムで出生。出産直後にNICUに入院となる。NICUには5ヶ月半入院になるが、退院と同時に在宅酸素療法が開始、一歳になるまで継続した。

一歳健診で発達の遅れを指摘され、小児整形外科でリハビリを開始する。

修正一歳(本来の予定日に産まれていたと仮定した場合の一歳の誕生日)で左耳の難聴を指摘され、大学病院の耳鼻科受診を開始する。

【出生〜NICU入院中】

毎日3時間おきに搾乳して冷凍し、NICUに持参し面会に通う。

→ 出産直後から毎日通院になるのはかなりキツイ。産後の肥立ちもクソもない。産褥期で体力が無く、面会時間が短くなり、愛着形成が難しい。とにかくこの時期は無理をしないこと。ゆっくり話しかけているママ達は多かったが、私は精神的にも体力的にも不安定になることが多く、短時間で切り上げていた。上の子達の世話もあり、キャパオーバーし、家族や周りの人にヘルプを求めまくった時期でもあった。

【退院〜一歳】

・2〜3ヶ月おきの未熟児健診(小児科)

・1ヶ月おきの小児科受診(在宅酸素療法のため。未熟児健診を兼ねる場合もあり。)

・一歳の時に眼科受診(未熟児網膜症のため。手術をした場合は、もっと高頻度になる。)

・定期予防接種+シナジス(RSウイルスのワクチン。9〜3月は毎月。)

・ほぼ毎日耳鼻科(鼻が詰まるとSpO2が下がるから、毎日ガッツリ吸引!)

→ 健診が高頻度で「あぁ…またか!」という気分になった。在宅酸素療法のため、外出時は必ず酸素持参、外泊時は酸素業者に依頼して酸素発生器を設置してもらった。慢性肺疾患でRSウイルス感染症になったら命に関わると言われて、流行期の冬の間はかなり神経質になった。インフルエンザも怖くて、10月になったら即座に家族全員ワクチンを接種した。

【一歳〜】

・一歳時に発達の遅れを指摘、小児整形外科紹介受診。3ヶ月おきに整形外科受診、1週間おきにリハビリ訓練を開始する。

・修正一歳で頭部MRI、聴性脳幹反応検査、ホルモン負荷試験を行う。(一泊二日の検査入院)

・聴性脳幹反応検査で異常あり、大学病院耳鼻科紹介受診。滲出性中耳炎の診断で、内服開始。一ヶ月おきに受診。(再検査で経過観察の方針となり、終診。)

・3ヶ月おきに未熟児健診。

・修正一歳半で臨床心理士と面談予定。

・定期予防接種+シナジス(RSウイルスのワクチン。9〜3月は毎月。 未熟児の適応は通常1シーズンだが、三女は慢性肺疾患のために2シーズンまでになった。)

・ほぼ毎日耳鼻科(週に4〜5回。保育園の帰りにかかりつけ医へ直行。もはや散歩コース!)

→ 一歳になった時に仕事をフルタイムで復帰したので、新たな受診場所が増えて困惑したが、すべて予約制なので事前に時間休を申請したり、仕事に影響しにくい時間帯に調整したりした。結局一番困るのは「突然の発熱」とかだと思う。

ツラツラと書いてみました。これだけ見ると「病院漬けで大変そう」と感じるかもしれませんが、高頻度の受診は、手厚く見守られていて安心感もありますよ。あまり悲観しないでね。そんなわけで「未熟児産んだからもう働けない!」と端から諦めるのではなくて「受診が多い見込みです」と職場と相談しながら自分なりのやり方を模索してくださいねー♡

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