コロナワクチンの不安を訴える方が多いので、私の所感を綴ります。あくまで私個人の意見です。
毎日臨戦態勢で何十人も打っているのですが、拍子抜けするほど何も起こらないなーという印象です。特に高齢者は、元々注射が苦手な方以外はほぼ反応がなく「これでホッとした」と笑顔になられて嬉しくなります。100歳代の方にも何人か打ちました。
逆に気になるのが、若い方に多いのですが、副反応の報道などで不安になりすぎて、接種前後に不安発作みたいなのが起こることがあります。ただ彼らも医療従事者なので、1回目に副反応らしきことが起こった場合でも2回目も希望することが多く、冷静に判断できているなと感じています。もちろん丁寧にフォローはしています。個別に相談も聞いています。
「若い人ほど免疫応答が強く、発熱などの副反応が多い。特に2回目。」という話も耳にしますし、その傾向はあるように感じています。私も2回目はけっこう痛かったです。ただ、その場の痛みに耐えれば重症化リスクを下げられるのなら、耐える価値はあると考えています。
「国がワクチンを無理矢理接種させるのはおかしい」という声も聞きますが、ひねくれ過ぎだと思います。
私が集団免疫説を支持していたからワクチンを打とうと勧めるのはおかしい、と言われたこともありましたが
ワクチン開発前ならともかく、開発され実用化され、普及した国では感染が収束しつつある現状を見れば「なぜ打たないのか?」とすら思います。実際に病気に罹患して免疫を獲得する場合もありますが、それが命取りになるケースが散見しています。基礎疾患がある方、高齢者、そして我々の社会生活を守るために、国が公費負担してくれるのなら、さっさとワクチンを打って欲しいです。打たない理由があるのですか?
政府が頼りないように見えるかもしれないけれど、政府が必死でワクチンを確保して流通させてくれたところで、国民一人一人が打つことを拒否したら、はっきり言って終わりがありません。
と言うわけで、市町村からもワクチンを確保して配布の見通しの連絡が来たものの「想定よりも接種に来なかったらどうしよう」と日々不安視しています。
まずは高齢者から接種が始まっています。まだ対象者じゃない若い方々は、身近な高齢者に接種を促し、予約取得を自力でできない人には協力してあげてください。
緊急事態宣言だから五輪中止しろとか無責任なことを言う人がいますが、選手達は命懸けで練習してきて、さらに一年待っているんですよ。池江璃花子選手に何であんな悲しいコメント出させてるんだよ、情けなくて涙が出る。
上記をFacebookに投稿したところ、色々な反応があったのでそれを追記してブログに書きます。
Q 「ワクチンをうつと献血できない」と聞きましたが本当ですか?
A 日本国内の血液製剤は日本赤十字社が管理しており、その日本赤十字社が2月に「コロナワクチンの接種後は献血できない」と発信していました。
そのため「みんながワクチンを打つと献血できる人が減って、血液製剤不足になるのでは?」と不安視する声が出ました。
その後、4月末に公式見解として「48時間経過後は献血可能」と発表されていますので、ワクチン接種者も献血可能とされています。
コロナ禍で献血者が減っている状況は続いていますので、ぜひ献血へのご協力をよろしくお願いします。
Q 「ワクチン接種すると不妊になる」という噂を聞きましたが…
A 根拠のない悪質な噂です。この説明は西山純一郎先生の解説がわかりやすかったので引用します。
妊婦へのワクチン接種については、CDCでは接種勧奨になり、日本産婦人科学会でも接種可能と記載が変わりました。
柴田綾子先生の記事参照
Q 筋肉注射は、針を真っ直ぐにズボッと入れてますが、骨に当たらないの?
A 皮膚の下に皮下脂肪があって、それを突き抜けて筋肉に達しないといけないのでけっこう深く刺さないと届かないのです。骨に当たってしまったら、少し抜けばいいだけなので問題ないです。普通の針では骨は貫通しないので…
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