今回の佐賀リハバンドのロビーコンサートは、各々が色々な挑戦をしました。今回は本当に本番まで「ちゃんと演奏できるかな」とみんなが緊張していました。そんな挑戦の軌跡です♪
そもそもの始まりは私がロビーコンサートでピアノを演奏してくれる人を探していたことでした。これまで、佐賀リハバンドでは山口里奈STと森智絵PTがピアノを演奏してくれていましたが、どんどん曲数も難易度も上がっていっていたので「何人かピアニストがいたら分担できて良いよね」なんて話していたのです。
私自身はピアノを1年くらい習っていたのですが、すぐに音を上げてしまいました。ピアノって難しいのよね。そこに鍵盤があるから、ごまかしがきかない感じがとてつもなく怖い(苦笑)でも子どものころの記憶では、けっこう習い事でピアノ弾ける人多かったけどな…と思いつつ色々な人を口説いては断られていた時に、母が「誰もいないなら私が弾こうかな」と言い出したのです。
「え…弾けるの?」と言うのも、生まれてこの方41年、母がピアノを弾く姿を見たことが無かったのです。
そして実は…、母は1年前に脳梗塞で倒れ、左半身麻痺、構音障害、高次脳機能障害を抱えていたのです。リハビリに猛烈に取り組み、普通に話せるし、自転車でどこまでも行くし、イケメン達と5㎞のマラソンに挑戦したのもつい最近のこと…

「難しいと思うけど…」「大丈夫よ、私は逃げない人よ」とやる気満々なので「それなら、私と一緒に演奏しようよ、一緒に練習できるし。お母さんがピアノ、私がバイオリンで、歌は…そうねぇ、佐古英樹OTに歌ってもらうとしたら…『神田川』なんてどうだろう?」と提案しました。楽譜を購入して見ていたら、ビオラのパートもあったので佐古英樹OTの妻の志穂OTに「ビオラのパートをチェロで弾いてくれないか?」と無茶ぶりもしました。
練習を始めてみたら、想像以上に難しい。神田川は各楽器のパートが独立していて、それぞれのメロディーを重ね合わせるようにして演奏するので、母を助けてあげようにもどうして良いのかわからない。そこで私は娘のピアノの師匠でもある木須千津子先生に「母に稽古をつけてほしい」とお願いしました。母と木須先生の二人三脚の猛練習が始まりました。同居の父がノイローゼになるくらい、ずっと演奏の練習をしていたそうです。
「どうしよう、楽譜が覚えられない」と泣き言を言われても「そんなの、練習不足よ。ずっと弾いてたら体が覚える!どんどん弾くべし!」と冷たい娘(私)とは違って、木須先生がより実践的に優しく教えてくださったので、母もだんだん自信をつけていきました。母の挑戦をバンドメンバー全員が優しく見守って励ましてくれました。さて、どうなるのか…!?
当日のチラシはこちら…♪

① シクラメンのかほり
昭和御三家をコンプリートした佐古英樹OTに「次は布施明とかどう?」とリクエストした曲。ド派手な衣装で歌ってほしかったけど、シックにスーツ姿でまとめてくれました。









② 異邦人
南里悠介先生が「岩永先生が異邦人を歌ったらかっこよさそう」とリクエスト。久保田早紀さんの歌い方が独特で難しかったそうですが、歌も雰囲気もモノにしちゃうのが岩永先生。実際に歌っていただいたらイメージばっちりでした♡









③ 神田川
もはやメインディッシュの風格になっていた神田川。母の紹介をすると自然と拍手が湧きおこりました。リハビリも練習も頑張った成果を十分に発揮していました。私も緊張して真顔になってしまっていますが「やったぞ!」という感じでした。母が演奏後「コンサートってマラソンとはまた違った魅力があるね」と楽しそうに嚙みしめていたのが印象的でした。









④ 早春賦
深川蛍NSが「唱歌とかどうでしょう?」と早春賦を歌ってくれました。チラシに歌詞カードをつけて「一緒に歌いましょう」と呼びかけたのに、つい蛍ちゃんの美声にうっとり聞き惚れて終わりました!




⑤ ライラック
いつものロビコンでは昭和や平成の名曲を取り上げることが多いのですが、家で練習していると子どもたちに「何その歌。聞いたこと無いし」みたいなことを言われるので「子ども達がみんな知っている曲をやってみたいな」と考えて思いついたのがライラック。がしかし、あまりにも演奏が難しいことでも有名な曲でもあり、最初みんな怖気づいたのです。ただ藤木卓OTが「僕に弾けない曲はありません」とあまりにも潔く引き受けてくださったので、他の皆も「藤木くんを支えよう!」とばかりに頑張りました。最初のころの練習では、曲の最後まで演奏できなくて途中でドロップアウトする人が続出!練習を重ねて最後まで皆でたどり着けたときの達成感は格別!リズムがとても速くて(♩=150とか)歌詞を頭に入れておかないとあっという間においていかれる怖い曲でしたが、疾走感があってとても気持ちいい曲でもありました。複雑な演奏になるので、吉竹PTに加えて久しぶりに諸富薬剤師も来てくれて、弦楽三重奏状態でした。江頭修司PTは激しく叩きすぎてドラムスティック飛ばしたらしいです。すご!






⑥ また逢う日まで
この曲がラジオから流れてきたときに「南里悠介先生の声に似合いそうだな」と思ってリクエスト♪声もですが、髪型(もみあげ)も忠実に再現してくださって、感銘を受けました。令和を代表するライラックの後に昭和の名曲でホッとする雰囲気になりました!!









もみあげの材料はホームセンターで材料を仕入れたそうです♪

⑦ DIAMONDS
患者さんから「夏祭り良かったよ。次はDIAMONDS歌ってよ!」とリクエストいただきました。聴いたことはあるけど歌うのは初めて。ライラックでミセスが裏声を使うのとは違ってけっこう地声に近い感じでパワフルに歌い上げる曲で、練習するときも座っていたら声が出ないなどの問題が…。でも一生懸命歌って、本番では岩永智代先生がハモってくれて気持ちよかった!リクエストしてくれた患者さんも「また何か考えておくね」と言ってくれたので、次は何を歌おうか、今から楽しみです♪




⑧ Happy birthday to you
さて当日2月27日は我らがピアニスト山口里奈ちゃんのお誕生日でした。「ハッピーバースデーって歌おうかな」と話していたら江頭修司さんが「ピアノで弾こうかな」と…。「え?修司さんピアノ弾けるの?めっちゃレアやん!!聞きたい!!」と盛り上がって里奈ちゃんにバレないよう練習していた修司さん。あんなにドラムでは堂々としているのに、ピアノはめちゃくちゃ緊張している様子がとても良かったです。里奈ちゃんがニコニコ喜んでくれたので、私は感無量です!!!





そんなわけで、たくさんの挑戦をしたチャレンジングなロビコンを無事に完了しました!
母に至っては、50代に水泳とマラソンを始め、70代でピアノを始めました。何かに挑戦するのに、年齢制限なんて無いことを体現してくれました。
参加してくださった皆さま、ありがとうございました!!(見に来てくれた子ども達もありがとう!!)



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