妊娠中はきつい、出産は痛い・怖い、そして産後は授乳でつらい…ものだったなぁーと、今さら思い出しています。
良くも悪くも忘れっぽいので、こんなに何回も妊娠できるのでしょうね。初産のとき「産後こんなにつらいなんて知らなかった!」と涙ながらに書いた投稿を懐かしく読みました。この当時の私も色々やっていますが、乳腺炎には頻回授乳が最も効果的なのだそうです。私は三女と長男は産後保育器に入っていたので直接授乳できず、頻回に搾乳していました。
直接授乳していたころは「搾乳っていいなぁ。子どもが入院しているなら、夜中に泣いて起こされることもないのよね?」なんて思っていたけれど、子どもの泣き声も聞こえないのにアラームで3時間おきに搾乳も、なかなかの苦行です。
~~~(2014年4月18日のFacebook投稿より引用)
胸痛を訴える患者を目の前にして想定する疾患(鑑別疾患)と言えば、心筋梗塞などの虚血性心疾患、急性大動脈解離や塞栓症などの血管系の疾患、胸膜炎や膿胸などの呼吸器系疾患、帯状疱疹など神経系疾患や感染症、消化器系疾患、縦隔の異常、骨折、恋♡などが挙がると思います。でも私は違う病因で眠れないほどの胸痛に悩まされていました。
それは「鬱乳」。乳腺炎の一歩手前の状態です。
出産直後はなかなか母乳が出なかったので「胸が張って痛い!」というママ友を「母乳が出るだけいいじゃない。贅沢な悩みよ。」と流していましたが、数日経過して母乳が出だすと、私の乳房も張り始めました。鉛みたいに重くカッチカチの乳房が熱を持ち始め、鬱滞した乳腺の腫脹は脇にまで及び、ゴリゴリに副乳が隆起し、触るだけで激痛が走りました。肩凝り、頭痛、高血圧、発熱…と全身に異常が出現し、抑鬱状態になりベッドから起き上がれないほどになりました。かと言って熟睡もできないのです。
助産師さんが乳管開通、搾乳、クーリング、食事制限と頻回授乳をアドバイスしてくださり、忠実に遵守しました。
しかしクーリングがけっこう難しくて、保冷剤は冷え過ぎて痛いしズレるし、濡れタオルはあっという間に冷却効果が無くなるし、熱さまシートなどは肌が負けて使えませんでした。
見かねた母が「ジャガイモ湿布作ってあげようか?」と提案してくれました。ジャガイモの皮を向いてすりおろし、小麦粉と酢を加えたものをガーゼなどに塗って痛い部分に貼る、というもの。「あぁ、昔はよくやっていたわね!」と祖母。最初は「THE 民間療法的な…」と半信半疑でしたが、あまりの冷却効果に驚愕!一瞬で痛みが鎮静化しました。酢の匂いはすごかったけど著効しました。昔ながらの知恵は馬鹿にできませんね。ちなみにキャベツの葉をペタリと貼るキャベツ湿布もお手軽で良かったです。
そんなこんなで、ジャガイモ湿布の魅力を姉に熱く語っていたら「麻里ちゃん、おっぱい好きねぇ。最近はおっぱいの話ばかりね。」と笑われました。確かに一日中、おっぱいとうんちのことしか考えていない!新鮮…(笑)
みなさま、胸痛の鑑別疾患には乳腺炎も追加してください。ほとんどの場合は問診で鑑別できますので。
~~~(引用終わり)
この引用記事に書いた「ジャガイモ湿布」は、小麦粉アレルギーの赤ちゃんには危険ではないかという指摘をされたため、すぐに中止しました。冷やすと乳腺が痛くなるという説もあり、私は冷やすのはやめて、その後はひたすら頻回授乳(搾乳)をしていました。鬱乳が酷いときは、烏龍茶と葛根湯の内服でずいぶん循環が改善して症状が軽減したこともありました。
色々やりましたけど、ずっと心の支えにしていたのはこの方のブログです。とっても具体的でわかりやすいので、わらをもつかむ思いで読んでいました。
ちなみに科学的な根拠は無いのですが、3キロ未満の小さな赤ちゃんなどは、直接授乳が上手にできないことが多い印象です。お口が小さいから、乳首をくわえるのが難しいようです。なので、体重が増加するまでの間、私が行った対策としては…
- 直接授乳前に搾乳しておく
- 直接授乳させる
- 直接授乳後に搾乳分を哺乳瓶で飲ませる
ということをして、手っ取り早く体重を増やしていました。せっかく出ている母乳を使わないのはもったいないので。哺乳瓶を使うと乳首混乱(赤ちゃんが哺乳瓶(人工乳首)を好み、おっぱいでの授乳を嫌がること)を起こすことを心配していましたが、個人差があるようで私は特に問題ありませんでした。
私が使用した哺乳瓶はこちら(産院で上手に哺乳できたので、同じものを購入)
搾乳にはこれがお勧めですが、相性があるので産院やレンタルで試す機会があれば試してみたらいいと思います。高価なので購入前に試せると安心。
乳腺炎と闘うママ達の参考になりますように…♡
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