生理用品常備の公衆トイレ

性教育

夜散歩していて立ち寄った公園のトイレに生理用品を発見して思わず激写してしまった!

これ、佐賀県民以外は「なんで公園にそんなものが?」という感じでしょうが、私的には「ついにここまで来たか!」という感じです。

若い女性の貧困化が進み、生理用品を買うお金すらない「生理の貧困」という問題が叫ばれています。私ね、この話題が出た時に「うわ!また貧困ビジネスの始まりか?」と嫌悪感が湧いたのですよ。生理用品にかこつけて金を巻き上げようとしたり、怪しげな仲介業者とかが私腹を肥やしたり、女性に生理用品代としてお金が支給されるのを男性が横取りしたり…みたいなのを想像して寒気がしました。


男性にはなかなか伝わらないけれど、生理用品ってけっこうお金がかかります。生理ナプキンという使い捨ての吸水パッドみたいなのを使用した場合、昼用が約20円/枚、夜用が約40円/枚。

これを生理中はトイレに行くたびに交換するから、1日に8〜10枚くらい使うイメージ。生理の期間は個人差があるけど約1週間として、毎月2000〜5000円くらいかかります。

私は息子の産後にミレーナ(IUS:子宮内避妊システム)を装着したので経血量が激減したのですが、それまでは生理ナプキンのみでは漏れるほどに経血量が多かったので、タンポンや月経カップを併用していました。タンポンは30〜40円/本です。月経カップは5000円/個くらい。

月経カップについてはかなり経済的に元がとれるし量が多い人は特に便利なので激推しでブログにも書きました。


以前に「生理用品は何を使ってる?」というアンケートをしたことがありますが、お金を浮かすために布ナプキンや古布を使うという涙ぐましい話もありました。

そんなわけで、女性達は経済的にも生理はストレスになっていることは間違いないけれど、この生理の貧困は一歩間違うと悪人の金儲けに使われそうな問題提起だなと警戒していました。

それについて、佐賀が誇る美人県議の一ノ瀬裕子さんが「県立高校のトイレの個室に生理用品を設置しよう」と言い出したのです。

私は一ノ瀬さんの熱烈支持者にも関わらず、最初は「え?いやそんなことしたら、持ち逃げされて終わりだろ…」という懸念がありました。が、一ノ瀬さんはものすごい行動力で実現に漕ぎ着けました。2021.9.27〜

アンケート調査に東奔西走
「生理の貧困」みんなの声が届きました
『生理の貧困』問題の取り組み
救われた生徒がいると思うと嬉しい
トイレに生理用品 大好評

この取組が大好評で、佐賀県のあらゆる施設に波及しました。私自身も県庁とか図書館のトイレとかで生理用品を最初に発見した時は「おおー!」と思いましたが、だんだん見慣れてきまして…(笑)見慣れるって言ったら失礼かしら、なんかもうトイレットペーパーみたいに普通に置いてあるんですよ。

「一人一つでお願いします」って書いてあって、だいたいどこもいくつか残ってるので「全部持って行く!」って人は今のところいないようです。ただトイレットペーパーすら盗む人はいると聞くから、ゼロでは無いでしょうけど、私が見る限りは在庫無しの状態を見たことが無いです。

そんな感じで公共施設のトイレで生理用品を見つけても驚かなくなったけど、公園のトイレってトイレットペーパーすら無いところも多いから「え!生理用品まである!」ってビックリしました!!

しかも思わず箱の中身見たらギッシリ入っていました。必要な人が節度を持って使っているのだなとわかって嬉しかったです。

一ノ瀬さんに報告しつつ「男子トイレの汚物入れ設置の件は、私には確認する機会が無いので引き続きよろしくお願いします!」と伝えました。

男子トイレで汚物入れがあると驚く人が多いかもしれませんが、前立腺癌の治療後や高齢のために尿漏れパッドを使う人は多いです。人工肛門のケア後のゴミなどを捨てる場所も必要です。多目的トイレがある場所ばかりではありませんから…

生理用品常備の公衆トイレも、汚物入れ常備の男子トイレも、全国的に普及したら良いなと思います!!

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