日本中が自粛ムードな中で恐縮ですが、四代目三遊亭圓歌さんの襲名披露公演に行ってきました。この公演には、ゲストで林家たい平さん、三遊亭小遊三さん、三遊亭円楽さんという笑点メンバーが揃う超豪華メンバーで、もう絶対行きたかったのです。しかも託児付き!!
直前まで「本当に開催されるのかな」と心配していましたが、無事に開催されました。しかも託児所を利用したのが私だけで(自粛したのか最初から私だけだったのかは謎)4人の我が子に3人の保育士さんがついてくださるという、超手厚い待遇でした。
落語そのものも口上(襲名披露)も面白かったです。「よくもまぁこんなに大勢の方が不要不急の集まりにお越しいただいて…一面マスクじゃねーか!」と笑ったり、誰かが咳込むと「陰性!」と声が飛んだり、時事ネタも盛り込みつつ…。
林家たい平さんが花火を打ち上げたり、円楽さんが「埃が舞って咳込みそう!いま咳したら大変なんだぞ!」と苦言を呈して高座でお茶を飲んだり、小遊三さんの圓歌さんとの楽しい思い出話をしたり(←たい平さんに「話が長いわりに中身がない」と切り捨てられてたけど)。圓歌さんのことはよく知らなかったけれど、愛されていることがとてもよく伝わってきました。
圓歌さんの高座もとても良かった。お寺に泊まった際に布団の中に入っていた行火から、幼い頃に母子家庭で母が出稼ぎに行って数年に一度しか会えなかった思い出が蘇った場面など、想像したら泣けました。これまで落語は笑うばかりで、泣いたのは初めてのことです。
私が落語を一番聞いていたのは離婚のゴタゴタの最中で、自力で笑えなくなった頃でした。カメラを向けられても作り笑いすらできず、苦肉の策で落語のCDを聴いて無理矢理にでも笑う機会を作っていたのです。CDも手軽で良いけれど、やはり生で聴くのは最高!
政府が人が多く集まることには制限を与えているので、今後は高座も自粛になるかもしれません。笑点も無観客収録とか、シュールな感じになりそうだな。
やむを得ないことですが、制限を解除されたらぜひまた生で落語を楽しみたいなと思います♡
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