牛乳は好きですか?

診察室から
大きい牛乳瓶は直飲みダメよ!

学校給食の牛乳パックの脱ストローについて疑問を投げかけたことがありましたが…

これを新聞に載せたいなと思って『診察室から』のコーナーで書きました。

とは言え、診察室からいきなりストローの話は突飛なので、カルシウム不足問題と絡めて話題にしてみました。

2023年9月30日の佐賀新聞より

カルシウムを摂取しよう

リハビリが必要になる原因として多いのが骨折である。カルシウムが不足すると、骨がスカスカになり、骨粗鬆症になる恐れがある。骨粗鬆症患者は高齢者に多く、骨折を機に寝たきりになってしまう人は少なくない。将来、骨量が減らないように、骨の成長が活発な成長期や若いうちにカルシウムを積極的に摂ることが大切だ。

成長期の子ども達がカルシウムを摂取する機会として、学校給食の牛乳は非常に大きな役割を果たしている。そんな学校給食の牛乳パックの脱ストロー化が進んでいる。今や子ども達の大半は牛乳パックから直飲みしていることをご存知だろうか。私はそれを知った時に娘達を激怒し「そんな下品な飲み方をするな!」と叱責したが、他の方は気にならないのだろうか。

ストローの利点は飲み物を美しく飲めるだけではない。私は幼稚園の頃まで牛乳が苦手だったが、小学校の給食で牛乳パックから初めて飲んだ時にとても美味しくて驚いた。牛乳瓶やコップから牛乳を飲む場合、匂いが直接鼻腔を刺激するため、苦手だと拒否感が否めない。ストローは匂いを隠し、冷たくて心地良い感触のみを与える。自分の吸引力を調整すれば、好みの速度で飲める。まだコップで飲めない幼子がストローを使えば上手に飲めることも多い。

私の両親が小学生の頃は、脱脂粉乳から牛乳への移行期だった。戦後、国連児童基金(UNICEF)が人道支援の一環として学校給食で脱脂粉乳の配布を開始したのは1949年。その後、1964年頃から牛乳へ移行した。学校給食は時代を反映し、子どものために最善を尽くして用意される。

だがこの度の脱ストロー化は、本当に子どもにとって最善なのだろうか。ストローを使えば飲める子を排除する結果になってはいないだろうか。それに本気でプラスチックごみを減らしたいと思うなら、脱ストローよりも脱ペットボトル等の方が削減効果は大きいと思う。

今でも骨粗鬆症の患者さんはとても多いが、成長期のカルシウム不足により、将来的にもっと増えるのではないかと心配だ。カルシウム不足は筋肉のけいれんや物忘れ、抑うつ、錯乱などの原因にもなる。ぜひカルシウムを積極的に摂取しよう。

2023年9月30日の佐賀新聞より

私は常々「SDGsは大切な概念だけれども、偽善で終わったら意味が無い。ストローを紙製にしてプラスチックのコップに入れるなんてバカじゃないの?」「コロナ禍で大流行しいたアクリル板も大量のゴミを生み出しただけだったんじゃないの?」「テレビ局がSDGsを呼びかけるなら『今すぐテレビを消せ!』一択だろうがよ」とボヤいているので、それも少し盛り込みました。(最初はもっと激しく書いていたけれど、読み返すと不愉快な文面になったのでだいぶマイルドにしました)

私が口酸っぱく言うので、娘達は「ペットボトルは直飲みしていい?」「コップは?」などと聞いてくれるようになりました。しかし息子は…

大きい牛乳瓶は直飲みダメよ!

なんで1L牛乳瓶を直飲みやねん。恥ずかしいわ…馬鹿野郎!!!

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